この曲は約4分。実際に歌われている情景も、4分くらいの出来事なのではないだろうか。
雨のバス停でのつかの間の出来事を見事に切り取った一曲で、何度も読みたくなる小説のショートショートのような味わいがある。特に事件は起こらなくても、いつまでも心に残り続ける青春の1ページ。
カットを入れない、歌詞と同時進行のような4分のPVがあったら見たい。
RAINY GIRL(光GENJI)
普段は元気いっぱいの、可愛い顔したやんちゃな少年が、雨の中で片恋を歌っていると想うと切ないな。望遠鏡で眺めないと見えないくらい青春時代が遠くなった人間の心にも、深く染み入る甘酸っぱさだ。
『Dream ー風に打たれてー』の時も言ったんだけど、「ねえ少女よ。そんな、君を泣かせるヤツじゃなくて、優しい目をした隣の少年に目を向けてごらんよ」と言いたくもなりますが(笑)。
そして、時は流れて。可愛い顔のままかっこいいアラフィフとなった人が「女房役」のうちわを掲げて『RAINY GIRL』 を歌うのも切なく微笑ましいことこの上ない。
まだ人々が来るパンデミックのことなど知らずにノーマスクでギュウギュウひしめき合っていた、2019年12月。
私は諸星和己さんのクリスマスライブ、川崎クラブチッタ初参戦でした。最後方スタンディングで右も左もわからない「一般人」は、えっこの振りでは右手上げるの左上げるの、んあぁ?左かと思いきや上げきらないで、右?!(@o@)…などと目を回してましたけれども、いつまでも心に残り続ける1ページです。
それはさておき私の記憶が確かならば、かーくんはこのライブで『RAINY GIRL』 を歌っていましたが、サビで追いかけてくるコーラスの”You are weeping in the rain, rainy rainy girl”が無かったように思います。記憶違いであることは大いにありうるので違っていたらすみません。でも、メインボーカルはこの部分を歌えないもんね、誰かが歌ってくれたら、と思ったような。この歌のもっとも直球な情景描写(君は雨の中で泣いている)をコーラスが寄り添うように歌うのが、自分には印象深いのです。
光GENJIの楽曲は素晴らしいので、かーくんが歌ってくれるのはとても嬉しい。自作のロックナンバーからアイドル時代の曲まで1ステージに散りばめてもチグハグな印象にならずむしろふぅ――っ↗↗となるのは、かーくんのライブならではと思います。
しかしながらグループの曲の単独歌唱というのは、本来は団体戦なのにひとりでたたかっている、ペアのプログラムをシングルで踊っている、そんな姿を見ているような気にもなる。
どこか儚く切ないような。でも、だからこそ、応援したいという気持ちも強まるのかな。
光GENJIの歌の中でも『RAINY GIRL』 はソロ向けだと思うし、個人的には昔も今もかーくんの歌というイメージなので、また歌ってくれたら嬉しいです。
You are weeping in the rain, rainy rainy girl~♪
テキトーに仮装したスナフキンみたいなことになった^^;
年々、カボチャの自制心が乱されている気がするのは気のせいか。
去年のハロウィン仕様↓


