Delta Rae、3回目の登場です。
1回目→グレイブヤードで踊る | Delta Rae “Dance In the Graveyards”
2回目→名も無き自分に向かって走れ | Delta Rae “Run”
今回の曲はこちら。
“Stronger Than a Lion”はBig Machineというレコードレーベルを離れ、再びインディーズバンドとして歩み出したDelta Raeが今年の3月にリリースしたアルバム” The Light”に収録されています。
私は近所を散歩する時にもよく聞いています。
もし自分にリズム感があり、歌が歌えて、人目など気にせず行動できるなら、
手を叩きこの歌を歌いながら歩きたいです。(全部できないからやらない)
私が好きな曲の中には「自分、倒されてなるものか」みたいなテーマの曲がいくつかあるようですがその最新曲と言える。これ、何という括りなんだろうな。応援歌、というのとも少し違う。歌い手が自分で自分を奮い立たせているようで同時に自分を引きずり降ろそう、傷つけようとする何かに対して「牽制」「威嚇」しているのも感じる。
前にも書いたけどこのバンドにはボーカルが4人いて、曲ごとにメインが異なります。この曲でメインを歌うのはHölljesのきょうだいの妹Brittany。彼女にはこういう力強い歌がよく似合うなあ。強いけど、傷ついた末に身に付けた強さの表れなんだと思う。
“Stronger Than a Lion”は、自分のことを甘く見て貶められると思っている人に対して強烈に放たれる歌。
あなたは私を引き摺り下ろしたいんでしょうけど、私はジャッカルが来たときライオンより強いんだからね。
口に気を付けて、そんなんじゃ絶対天国に行けないよ。
サビ部分を訳すならこんな感じかな?
この毅然とした負けん気!いいわあ。
途中からコーラスで他のボーカルたちの声が入ってくるバックアップ感がまたエモいです^^
新型コロナの影響を受け、Delta Raeはすでに今年の全ツアーのキャンセルを発表しました。「私たちの業界の先は見えない。次にいつあなたたちに会えるかも正直わからない」というメッセージも残しています。非常に直接的でショッキングな言葉ではありますが、受け止めなくてはいけない現実です。
でも彼らはツアーの代わりに、Behind the Doorというプロジェクトを立ち上げて、ライブ配信や、メンバーそれぞれとつながりを持てるような企画などを考えてくれたようです。すでにインスタの動画配信もありましたし、ファンとしては今の姿を見られるだけでもうれしいですよね。
コンサートなど体感を伴うイベントが一番盛り上がるとは思うけど、それが叶わなくても、別の方法を模索していくことで、分断されたままの距離を少しでも近くに感じられるようになればいいと思います。
散歩を始めた時は、まだ春でタンポポとか眺めてたのに、気付けばすっかり初夏…