アルプスはいま、紅葉シーズンです。
今年の北アルプスの紅葉は遅めなんですけどね。
この夏は昨年までと比較して
登山に全然行けませんでした。
このまま今シーズンの山行を終わるのは不完全燃焼。
せめて今シーズンの登り納めをしておきたい。
せっかくならば紅葉狩りをしたい。
時間は無いけど10月10日の日帰りならばスケジュール作れるかも…。
…と言うことだったのですが、
条件が合う山は限られます。
最大の条件はお天気なのですが、
天気予報が今回はバッチリでした。
強烈な台風19号が日本を襲う
嵐の前の静けさなのでしょうか。
上高地周辺や紅葉の素晴らしい涸沢（＝穂高）に絡むエリアは
平日でも人出が半端ではないのでそこら辺は避けて。
時間的体力的にはそう遠くへ行ってられない。
そうなると往復含めて北アルプスでは
ここしかないのです。
唐松岳。
とにかく山容が美しい山なんです。
奥に対照的な雰囲気で見えるのは、
岩の殿堂、剱岳です。
さて。
いくら調べても時間調整しても
北アルプスで時間内に行けそうなのは
やっぱり唐松岳しかない。
「唐松岳かぁ～…」
個人的に唐松岳には
昨年９月の残念な思い出が有ります。
白馬岳から白馬三山を縦走して不帰の劍
を越えて唐松岳に登頂したのが昨年の９月。
その日、石川県に台風が直撃しました。
覚えている方も多いのではないでしょうか。
ガスと雨がひどく。最悪のコンディション。
しかも、リフトとゴンドラが強風で動かないかもしれない。ここからは昨年の写真。
予定が合ったため、
その日は唐松岳をすごいスピードで下山したのですが、幸いリフトゴンドラは動きました。
しかし、山も景色も何も全く見えず。
それどころか目の前でさえ視界が悪かったので、
危うく「八方池」にはまりそうになりました。池の存在に気付けなかった。
これがその時八方池の写真。
前置きがとても長くなってしまいました。
そんなこんなで自宅を出発したのが午前5時。
北アルプスに行くにはかなり遅かったのですが
八方池までは麓からゴンドラとリフトを乗り継いで、
歩く時間は標準が90分だから余裕です。
次に続く。
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