平成時代に飲食店の何が変わったか。 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

さて、平成も残すところあと5日。

平成30年間の食と飲食店について、
個人的に振り返ってみます。


平成最大の食の変化は
「中食市場の拡大」だと思います。

中食とは市販のお弁当や惣菜類を持って帰って(テイクアウト)そのまま食事する形態。

内食・外食市場が縮小して、
(外食は現在インバウンドのお陰で拡大傾向)中食はいまだにずっと拡大中です。

理由は、ライフスタイルの変化、
バブル崩壊と外食支出の減少、
惣菜売り場や惣菜商品の充実、
小売り業態の変化、
技術革新と流通革新…等々色々あります。


中食の中心はコンビニ、スーパー、弁当屋、デパ地下などの「テイクアウト」。

そして、宅配ピザなどの「デリバリー」。

特定の場所で調理してもらう「ケータリング」も含みます。

これらは令和に入ってもまだ伸びそうですね。


次に、平成の飲食業態の主な変化としては、

和ダイニングのブームと衰退
アルコール販売業態⤵️
(飲酒運転厳罰化と若者のアルコール離れ)
ファミリーレストラン業態⤵️
スパニッシュバル業態
シアトル系コーヒーチェーン上陸と拡大
喫茶業態の復活と変化
カフェの定着
売り方としてのビュッフェ(バイキング)と、業態の定着


…まだまだ有るでしょうけど
主なところではこんな感じか。


無くなっていった業態もありますね。
ビアホールとか、和ダイニングとか、パブとか。


飲食業界の変化としては、

総合店から専門店へのシフト
飲食店の小箱化
サービスのセルフ化
オペレーションのデジタル化
オーダー作業のPOS化(ハンディターミナルやテーブルタッチパネル)
クーポン誌(ホットペッパーなど)出現
グルメサイト・口コミサイト出現
外食大手の合併やM&Aが進む
外食企業の上場が増える…などなど。


飲食店オペレーションのIT化が
ここ数年急速に進んでいます。


これまでは生産性向上が目的でしたが、
今後は人手不足への対応策として必要。

既に進んでますが、令和ではロボット化、キャッシュレス化等々がますます当たり前になるでしょう。
予約受付の無人化、従業員シフト作成などのIT化も。


インターネットで飲食店の販促も変わりました。
ネット上にもうひとつのお店が有るので
そちらにも気を使わないといけません。


平成最大の個人的ヒット業態は「スターバックス」ですね。
令和ではどんなヒット業態が出てくるかな。


長くなってしまいました。
ここまでお読みいただき有り難うございます。


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■石川の飲食業アドバイザー山さん■
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