50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です
10月に、脂肪腫を取ることになった、
とブログに書きました。
大学病院がとても混んでおり、
MRI検査などを経て、
2月1日に無事に手術が終わりました。
今後、同じような症状の方の参考になればと
思うので、脂肪腫の切除手術のあれこれを
書きますね。
ちょっと痛そうな写真もあるので
閲覧注意です。
まず、10月に行ったクリニックで、
大学病院を紹介され、その予約がなかなか取れず、
予約できたのが、11/18。
形成外科での診察で、
7センチ大の皮下腫瘍があり、
良性かどうか、癒着がないか、
造影剤を入れてのMRI検査が必要と言われました。
その検査が、12/8にあったのです。
血管に造影剤を注射して、
MRIの機械に入ります。
私はそもそも注射が大嫌いなので、
この注射だけでもドキドキでした。
しかも、最初左腕に注射するも、
看護師さんが血管をとらえられず、
「あれ?」「あれ?」と不安な声を出し、
「一度抜きますね」と抜いたのです。
私は血管が細いので
「右腕の方が血管が出やすいと思います」
と右腕を差し出し、2回目の注射💦
それでやっと造影剤が入り、
MRIに20分ほど入りました。
機械の音が大きいので、
ヘッドホンをかけてくれて
クラシック音楽を聴きながらの検査でした。
あとは、普通に血液検査です。
その検査結果を聞きに、12/14に再度病院へ。
MRIでは、癒着もなさそうだし、
おそらく良性なので、日帰りで
皮下腫瘍(脂肪腫)は切除できます、とのことで
手術日が2/1に決まりました。
手術室が空いていないそうで、
その日程が最短だったのです。
で、2/1に夫に付き添ってもらって病院へ。
手術当日なので、ノーメイクで、
ネイルもNG、脱ぎ着がしやすい服でとのこと。
説明を聞いて、手術室へ入ります。
手術室では、洋楽がかかっており、
執刀の先生と、看護師さんがいました。
まず、指に血中濃度を測る機械をつけ、
心電図モニターをあちこちにつけます。
お腹に、先生がペンで印をつけ、
手術室の明るいライトが私を照らします。
「局所麻酔を打ちますね」
消毒後、先生が大きな注射針を持ち、
ギョッとしている私を尻目に
切除する皮膚のまわりを10箇所くらい
麻酔していきます。
最初は痛いと感じましたが、
だんだん麻酔の注射も感じなくなる頃、
「手術開始します」
今回の執刀医は、女性の先生です。
私が、先生の顔をじーっと見ていたら、
気になったのか
「患者さんの顔にタオルをかけてください」
と看護師さんに言って
先生の顔も手術の様子も見えなくなりました💦
あとは音だけで、チョキチョキ何かを切る音、
(おそらく表皮ではなく、真皮か
癒着している腫瘍を切っているのか?)
グリグリと何かを引っ張る感触
(中の腫瘍を手で取り出そうとしている感じ)
で想像しながらの20分間。
「脂肪腫を取り出したので、
あとは縫っていきますね」
と、先生。
「終了です。
今日はシャワー、飲酒禁止です。
安静にして、痛みが始まったら
痛み止めを飲んでください。
2/9に抜糸に来てください。
明日からはシャワーは浴びて結構です」
ということで、手術室を出ます。
「麻酔はどのくらいで切れますか?」
と聞いたら「2時間くらいで切れると思います」
とのこと。
薬局で、化膿止めの塗り薬、
3日分の抗生剤の飲み薬、痛み止めなどを
もらって帰りました。
手術前日に撮った写真がこちら。
向かって右の胸の下に
ポコッと出ているのが今回の脂肪腫。
つまむと形がよくわかりますが、
テニスボール大くらいの塊です。
手術後はこんな感じで
ガーゼ+テープで覆われています。
翌日、シャワーのために
ガーゼを取りました。
傷跡が痛々しいですね
そして、シャワー後にこちらを
貼っていたのですが・・・
3日後に見事にかぶれまして、
2/4に皮膚科に行き、
かぶれ用の塗り薬を処方してもらいました。
ちなみに、痛み止めは
いわゆるロキソニン的なものを
出されたのですが、
手術日当日の夕方と、夜にそれぞれ1錠、
翌日に1錠、翌々日に1錠のみました。
その後も傷口は痛みますが、
薬を飲まなくても
なんとか耐えられる感じになっています。
今日で手術して5日目。
やっと座ってパソコンに向かえるようになりました。
抜糸は2/9で、
入浴や軽い運動も、
抜糸後からできるようになります。
今回、摘出した脂肪腫を見せてもらいましたが、
白い膜に覆われたつるんとした塊で
まあまあ大きかったです。
(まんまるではなく、
表面はややでこぼこしていました)
脂肪腫は病理検査にまわされ、
一応悪性ではないか調べるそうです。
前回のMRI、今回の手術などで4回通院し、
トータルでかかった費用は
保険3割適用で、4万円ほど。
今回のことで思ったのは、
粉瘤でも脂肪腫でも、
皮膚下になんらかのできものができたら、
小さいうちに切った方が良いということ。
今回は7センチまで成長してから切ったので
大変でしたが、これが1センチの時に
切っていれば、こんなに傷も大きくなく、
痛みも少なくて済んだのです。
私は10年も放置していましたが、
せめて5年前に手術していれば、と
思わずにはいられません・・・。
まれに悪性になるものもあるようですし、
脂肪腫は全身のどこにでもできるそうなので
気になる方は、ぜひ病院で診てもらってくださいね。
皮膚科でも形成外科でも良いと思います。
私の経験がどなたかのお役に立つと
嬉しいです。
私の脂肪腫切除手術の体験記でした