目が覚めても鮮明に映像が脳裏に残るような夢を見た。
私が子供の頃、確か小学校低学年の頃だったかな… 父が亡くなり、
借金を抱えたまま、母がスナック経営で私を育ててくれてた頃の景色が出てきた。
アパートの自宅から少し離れた場所に母の店があり、まだ幼かった私はよく覚えてないけど、そんな感じの風景が母のSDカードの中に残っていた。
ここがどこだか分からないけど、多分こんな感じのところだったと思う。
夢に見た雰囲気もこんな感じだった。
今日は天気も悪そうなので、起きる前に布団の中で少し思い出に耽っていました。
私が小学2年生の時に教室でお漏らしをしてしまい、クラスのみんなにションベン女とかエンガチョと言われ、クラスで嫌われていました。
そこへきて授業参観の日に母が派手な格好で来たものだから、教室がざわめいて後ろの親御さんたちの中でもすごく浮いていましたね。
それからというもの、私の母がキャバレーで働いている如何わしい女の子供という目で見られ、
男子のいじめの餌食になった。 子供には水商売の区別がつかない。
夜のお酒を出す店といえば、大体キャバレーという発想になる。
お前も男に体を触らせているのかとか、店でもおしっこを漏らしてるのかとか、ひやかされましたね。
何を言われても私は気にもしない性格だったので、それが何?って感じで聞き流して無視してました。 女子からも遠ざけられ、ますます私は一人ぼっちになりました。 元々一人が好きな性格だったので、友達がいなくても全く苦にならない。 一人遊びが好きな私にとってかえって好都合でしたね。
父が亡くなってから母と私は引越しをして、母は別のスナック店を任された。
店の2階の6畳ひと間が私たちの住居で、一人でいると電気代がもったいないので、私はいつも店の隅っこの小さいテーブルで客の騒ぐ声とカラオケが店内に響き渡る中で、宿題をしたり絵を描いていました。 そうすると常連さんのおじさんがいつも私の頭を撫でてくれたりお菓子をくれたりしていました。 その人が今の義父です。
そんな調子で小学生から高校生まではずっと親しい友達も作らず、地味で暗〜い子でしたね。(苦笑)
名字も住所もコロコロ変わっていたので、今まで同窓会の知らせが来たことがない。
もっとも知らせが来たとしても出席はしないでしょうけど。
高校を卒業した私はしばらく母の店で手伝いをしていました。 と言っても客の相手ではなく、カウンターの奥でおつまみやピラフや焼うどん等の軽食を作る役です。 義父の紹介で小さな会社で(主に雑務)として働くことになりました。 二十歳になっても私は相変わらず背が低く痩せっぽちで後ろから見たら中学生くらいにしか見られず、後から入った年下の社員にもタメ口でナメられる始末。 その時のひとつ年下の先輩OLに露骨にいじめられましたね。 子供の頃からそう言うのが気にならない私でも、重要な事を私にわざと間違って伝えたり、私のミスになるように誘導したりと、会社の業務に差し支える事をされたのでいい加減頭に来た私は、上司にこの課に仕事を邪魔する人がいるので会社を辞めますと言い、今までのことを全てバラしました。 会社を辞めてセイセイした私は、また母の店を手伝う毎日を送っていた時、会社で私をいじめていたヤツが会いに来た。 あの会社の専務は私の義父と親友で、母の店の元常連だったようで… 私が辞めたあと何があったか知らないけれど、彼女も会社を辞めました。 実は彼女は私の事が怖かったそうです。 なんで???
普段から店の手伝いで年上のお客様を相手にするのは慣れていたせいか、上司の人とも物怖じせず会話したり、小さいくせになんかどっしりとキモが座っていて、意地悪してもちっとも動じないし、時々怖い表情で一点を見つめてたりしてたそうです。 私は元々キツネ目で、考え事をする時は不機嫌な表情に見えるのです。 子供の頃から友達と楽しく過ごした事がないので、仏頂面が染み付いているのは否めませんね。
これ怖いですか? まぁ こんなカッコして会社に来て、常に不機嫌な顔してたらヤバいやつと見られても仕方ないかも… 💦 世間知らずだった事は間違いないね。 (反省)
意地悪だった彼女も何だかすっかり大人しくなって、
それ以来彼女イチコちゃんは私の初めての親友になりました。
イッちゃんと私 昔描いたイラスト
彼女は今では一児の母で、育児に忙しいみたいですが時々連絡をしてきます。
もうすぐ春だというのに… 寒いです。