骨髄移植後、ゆかっちが整体で施術を受ける様になったのは、昨年6月頃です。肩がこると言ったのが最初です。月に1回程度行っていました。

その後、昨年秋の体調不良 の時からは、2週間に1度くらいですね。

このときは、病院に行っても検査で悪いところがなく、何の治療もしてもらえなかったのです。こんなに顔が真っ白なのに、なんで何もしてくれないのかと思いましたが、西洋医学的には悪いところがないのだからしかたありません。そこで、整体に行ったらちょっとは楽になるかなと思ったのです。


私が仕事で一緒に施術を受けられないときでも、「1人ででもいいから行きたい。」と言ったくらいですから、この頃は、本当にしんどくて、施術を受ければ楽になるということがわかっていたのでしょう。


昨年末頃にはGVHDによる皮膚症状がひどくなってきた のですが、皮膚科では、症状が悪化してきたらステロイドを塗り、それ以外の時は保湿中心という完全な対処療法しかなかったのです。これがまた不満でした。

診ていただいた皮膚科の医師はGVHDが専門なんですが、最初の診察の時に、「慢性の皮膚症状は治りません。薬でコントロールするしかありません。」と言われたのは、かなりショックでした。小児科の主治医A先生は、「だんだんとましになっていくはずです。」とはおっしゃいましたが、それでも「かゆみも炎症もない、移植前の様なきれいな状態になるかどうかはわからない。」とのことでした。


急性GVHD は拒絶、慢性GVHDはもらった骨髄がうまく生着しているということなので、移植自体はうまくいっているということですよ。」 と皮膚科医に言われたのが、その時の唯一のほっとする言葉でした。


このときの皮膚の主な症状は、皮膚がかゆい、赤くなるほどの炎症、毛穴がかたくなる、皮膚の乾燥、ごわつき、ざらつきでした。かゆみはひどく、常にかゆがっているのはつらそうだったし、皮膚のごわつきは、これまできれいな肌だったこともあって、見ていて悲しいものがありました。

ドナーさんからいただいた骨髄が、ゆかっちの皮膚を他人のものとみなして攻撃しているということは理解しているので、仕方ないとはわかっています。時間がたってお互いがなじんでくるのを待つしかないのです。

それでも、「それだけですか。もっと他にないんですか。」というのが、正直な気持ちでした。


そして、何もしないよりはいいだろう思ったので、12月半ばから週1回施術に通うことにしたのでした。


~つづく~