京都が紅葉に彩られた 11月27日、即位の礼と大嘗祭が終わった事のご報告の為
天皇皇后両陛下が泉涌寺の孝明天皇陵をご参拝遊ばされました。
奈良でのご参拝を終えられてご入洛された
両陛下は京都駅や沿道で人々の熱烈な歓迎を受けられたそうですが、泉涌寺の山内はある程度の規制が入り 静かで張り詰めた空気に…。娘と共に本坊へ向かうと 泉涌寺派のお坊様方や和服姿の山内寺庭婦人、お華・お香 各流派の先生が緊張した面持ちで集われておりました。
お迎え場所グループごとにご案内があり、私達は勅使門内で整列をしてお待ち申し上げていると、ゆっくりと小石を踏むタイヤの音が聞こえ 護衛車の後に大きな黒塗りの車が静かに止まり…
天皇陛下の神々しいお姿、皇后陛下のお美しい微笑みに 心臓がバクバクと高鳴るのを感じたのでした。
両陛下は孝明天皇陵をご参拝の後 霊明殿( 歴代天皇のお位牌堂 ) もお参り・お焼香遊ばされ、予定よりも少し遅くなられてのご出立。 お見送りの為に再び整列している間に つるべ落としのように陽が暮れてしまいましたが、寺内から数人の若いお坊様方が 燭台をもって現れ ろうそくの灯りが幽玄に揺れる中を
両陛下が睦まじくおひろいになられ、 ご門の前でそっと振り向かれると「皆さんもお身体に気をつけて…」とお言葉を賜ったのでした。
翌朝 京都新聞 の1面にはご到着時のお写真が掲載され 嬉しく眺めていると 横で娘が 「これ、泉涌寺らしい良い写真だよね!」と大絶賛。よく見ると お召し車のボディーに ずらりと並んだ僧侶が合掌して深々と礼をする姿が映っており…。
両陛下が 美しい京都の紅葉と共に 泉涌寺僧の心意気を 御心に留めて下さっていれば良いのにな… と思っている私なのでした。