秋の彼岸法要 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

前回の台風が去った途端に涼しくなり すっかり秋の気配となりました。 そして 次の台風到来の中ですが、今日と明日(9月23日・24日) はお彼岸法要を営んでおります。

沢山の方がお参りに来られますので  一般の方の お抹茶付き拝観と 午後2時から30分間はお写経の受付を停止いたしますので ご理解の程 お願い申し上げます。

法要は住職が導師、修行を終えて戻って来た息子が職衆を勤めます。

住職は中央で ひたすら仏縁者さんの過去帳と向き合いますので、 息子が前讃の声明と 鉢(はち) というシンバルのような仏具を鳴らすことから始まり お経を唱えます。鉢の突然の大きな音に驚きますが 仏様をお迎えする為に叩き  終わりにお帰りいただく為に叩くそうで、 この音の擦り鳴らし方には流派があるのだそう…。 息子は今回   修行先の善通寺で習った手法を用いますが、行く行くは 泉涌寺の鳴らし方もマスターして二刀流を目指す予定。

コロナ対策の為、 ご参列の皆さまにはお焼香だけで本堂を退出していただいておりますが ご先祖さまの御供養は懇ろに勤めさせていただいておりますので どうぞ ご安心ください。