お月見団子 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

毎年 [お月見の会]には 高杯(たかつき) に丸いお団子を積み重ねてお飾りします。
大きな白いお団子は20個入りをお菓子屋さんが届けて下さいますが、どのように盛り付けようかと いつも悩みます。
昨年はたしか… 18個使い 残った2個を娘が美味しそうに食べていたような…。
清水先生が活けて下さる シュとした ススキと並べるので、なるべく堆い(うずたかい)方が良いかしら? と 重ねていくと2個足らず…。 今回、実は中に 塩むすび で代用した物を忍ばせておりました。 お月様もきっと 少し塩気のある物があった方がお喜びになられるかと…。
その話を茶道 扶桑織部の尾崎宗匠に懺悔すると、「本来 十五夜の月見団子は 15個、十三夜は13個のお団子を重ねるんですよ。」と教えて下さいました。
15個を形良く積み重ねるのも難しそうですが、来年に向けてイメージトレーニングしておこうと思います。
「え〜⁉︎ 今年はお団子の味見は無いの?」とがっかりしていた娘も喜ぶことでしょう…。