奥書院 地袋襖絵 修理中 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

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ご報告が遅れましたが  悟りの窓 の下、地袋の襖絵が先日 修理に出されました。 こちらの襖絵は 幕末から明治にかけて活躍した 岸竹堂の弟子、 藤島清漣 という方が画いた「花鳥図」です。  悟りの窓 は 隣に並ぶ 迷いの窓 と合わせて禅に於ける悟りの境地を表しており  春には 紅梅や石楠花が眺められ  又、襖絵と併せ見ると大変に美しく・・・  禅律の 凛とした 清規 厳しい中に 嫋やかにしなる竹のような 柔軟さに触れたような いつまでも眺めていたくなる安心感があります。奥書院の「悟りの間」は 月明かりを巧みに取り入れる 「月窓の間 」と共に構成されており、庭園や自然を利用した 粋な書院構造になっております。いつ建てられたのか 詳細が不明なのですが、雲龍院の再中興である 玄猷僧正の時代⁉︎  師の創意が最大限に反映されているお部屋だと 私はにらんでおります。嫁いで来た時には [特別室] で 家人もめったに入る事のない場所でした。近年 公開するようになって 益々 素晴らしい造りであることが明らかになると共に 、人の出入りや 風の当たりで 絹地の傷み等が目立つようになり…。 京都博物館内の 修美 さんに修理をお願いする事を住職が決断致しました。1年近くの不在となります。 その間 修美さんが写真パネルを設置して下さるそうですが、現在は  こちらも雲龍院の寺宝の衝立で代用しております。秋草の画で 季節的には ちょっと残念ではありますが、普段は公開していない衝立ですので これはこれでお楽しみ下さいませ。