先日の寒さとは一転して ポカポカとした気持ちの良いお天気。 ウグイスの声も聞かれ、河津桜も華やかになってまいりました。 拝観の方も ゆっくりとされる方が多く 「静かで良いですね~」と喜んで頂き、じっくりとお参りをされ あちらこちらを御覧になられるので その分 質問も多くなり・・・。 「玄関の 生け花で 実のようなものは何ですか?」と。 お華の石津先生が見えられたので伺ってみると [ 青文字の蕾 ] と教えて頂きました。
黒文字は 和菓子をいただく時の楊枝に使われますが、青文字という木もあったのですね。花の姿は 馬酔木(あしび) に似ていて可愛らしく、控えめながら 春の話題に上らんとする健気さが 寺嫁の胸にグッと来ているのでした。


