泉涌寺音舞台 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。


京都仏教会が毎年 大きな寺院を会場にして開催しております、[音舞台コンサート]が 昨夜 泉涌寺で行われました。
サラ・オレインさん、石丸幹二さん、井上八千代さん、西本智実さん&イルミナートオーケストラ&バレエ&合唱団 といった錚々(そうそう)たるメンバーの出演で、音舞台史上 最多の応募数だったそうです。大門からの下り坂が うまい具合に客席となり、一週間程前から佛殿を中心にして会場作りが開始されました。台風接近で ヤキモキさせられ 「雨天の場合は 雨合羽 が支給されるらしいよ…」 という住職情報もありましたが、[森と生命]がテーマとはいえ やはり晴天を祈らずにはおれませんでした。
さて、当日 雲龍院は閉門時間を遅らせて、入場時間待ちの方々の救済場所として開放致しておりました。 毎年 楽しみに観に行かれているという方もおられ 思い出話を熱く語って下さいましたが、「これ程 蚊に刺された記憶は無い…と。」 確かに 蚊が大量発生しており、皆さんに かゆみ止め薬や 虫除けスプレーをお貸しして お見送り致しました。
観に出かけた娘に状況を聞いてみると 虫の音がよく響き 幻想的な森の雰囲気が感動する程 良く出ていたけれど、蚊の存在は気にならなかったそうで…。 つまり コンサートの気迫に押され、 泉涌寺の蚊が 一堂に 雲龍院へ上がって来ていたのでは!?!?
[ボレロ]の曲に合わせ 吠えたくて ウズウズしている 番犬ハナP を外で押し留めつつ 又 大量の蚊と戦いながら [森と生命]の厳しさを体感し、 素晴らしい音色に その優美さをも感じ 音舞台を満喫していた私なのでした。