私が嫁いで来た時、雲龍院のお風呂は 薪を燃やして沸かすスタイルでした。 義父母は 「薪のお風呂の湯は 肌に吸い付くようで気持ちが良い!」 とお気に入りでしたが、それは それは 厄介な物で…。毎日 大きな木片を納屋から運んできて 薪割りをしなくてはいけません。住職が朝夕に少しずつ割ってくれましたが、 毎日 真面目に本山へ出勤する人なので 昼間在宅の義母か私が 時間を見つけては作業をするハメに…。そして 沸かす時が また大変で、雨の日も 雪の日も 真夏の暑い日でも 外で煙にむせながら… 。 京都の嫁は こんなにシンドイものなのか…
と思ったものでした。当時を想えば 今の便利さがありがたく 天井が落ちた位で 文句など申せません。
湯槽に浸かり 大きな穴を見上げながら 「極楽 極楽~」 と呟いている私なのでした。