秘密のガネーシャちゃん | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

昨夜は 北村太道先生の密教学 勉強会が雲龍院で行われました。 3年位前から 毎月1回ペースで開かれておりますが 今回は生徒さんの欠席が多く、小人数でスタート。 「北村先生は知識豊富だから 雑談も面白い!」 と常々住職から聞いておりまして 「これは チャンス!!」 とばかりに お食事タイムに私も 紛れ込みました。
先生は先日 インドから帰られたばかりで、現地での お祭りの様子や法要のお話 等 興味深い話題が次々と飛び出します。 インドのホテルには 大抵ガネーシャ像が ドーンと飾られているのだそうで…。 ガネーシャは 日本では 聖天(しょうてん)さん と呼ばれており、多くは秘仏で 取り扱いの難しい仏様と言われております。 雲龍院にも 大きな聖天さんのお厨子があり、「絶対に開けたら駄目だ!!」と住職に言われておりました。 その聖天さまが インドでは オープンに??
聖天さんは 単体の場合、商売繁盛の神として 大変なご利益があり お姿を見ても良く 雲龍院のは 正にそれなのだそうです。 「本場 インド風の仏像が ここに有ることが 興味深い!」 と先生は興奮しておっしゃいました。 私は 今まで 近寄るのも恐々だったお厨子を開けても良いという事に びっくり!!
「顔が象でね、大きいんだよ。」 と 早速 お姿を拝している住職は 嬉しそうに報告してくれますが…。 本当に 大丈夫かしら…?? もう少し様子をみて、住職の金運が上がっていたら… 私も お厨子を覗いてみよ~っと!