毎朝 仏様にお供えする 御仏飯 が お雑煮から ご飯 になると 「お正月が終わった~」と感じます。
雲龍院のお雑煮は 1日・2日は 里芋、人参、大根を入れた 白味噌仕立て。3日は 水菜をたっぷり入れた すまし雑煮です。
この季節、お雑煮の 話題で盛り上がる のは 日本人ならではではないでしょうか。
宮家でお務めしていた時、お正月には 信子妃殿下が 御自ら お里の ブリ雑煮 をお作りになられて 殿下が たいそう お喜びだったのを思い出します。
新年のご挨拶に 皇居にお出ましになられ、薄くて丸い お餅を二つ折り にした物 をお持ち帰り下さった事がありました。 中に ゴボウとお味噌 が挟んであり 「中身だけを いただくのよ」 と 興味津々の侍女達に教えて下さったのです。
男性皇族様 の中には お餅の方も お召し上がりになられ 「こんなに美味しいのに 中身だけしか 食せないのは 惜しいなぁー」と仰せだったとか…。
和菓子屋さんで この時期 見掛ける [花びら餅] は お餅の方まで 食べたかった 悔しさから生まれたのではないか…?! と 男性皇族様に 敬意を払いつつ 密かに推測している私です…。