半年前の震災から復興に立ち上がっている熊本で「ニッポン豆腐サミット&全国豆腐品評会」が10/15(土)・16(日)に開催されました。
日本一旨い豆腐を決める「全国豆腐品評会」には、私は豆腐マイスター協会理事として、料理家の先生達とともに審査員として参加させていただきました。
今回審査したのは108点の豆腐です。
これらは全国各地から500点にも及ぶエントリーの中から予選を突破した厳選されたもの。
4種の部門〈木綿豆腐〉〈絹ごし豆腐〉〈寄せ/おぼろ豆腐〉〈充填豆腐〉あわせて108点すべてを試食し、味わいや食感等をひとつひとつ丁寧に、2時間近くかけて審査させていただきました。
職人さんの思いがこもった豆腐をジャッジするのは責任重大で、審査前はかなりのプレッシャーで緊張しました...
ちなみに審査員は合計32名。農林水産省や熊本県議会議員、ホテル料理長などの食関連等の方々が務められました。
審査中は写真撮影が出来なかったので、審査後に緊張から解放された皆さんの写真を(笑)
くまモンに扮した豆腐マイスター協会代表の磯貝さん
くまモンに扮した実行委員長の「京都 久在屋」東田社長
さて、いよいよ結果発表です。
最優秀賞・金賞の「農林水産省大臣賞」に輝いた豆腐は〈匠選極ソフトもめん豆腐:株式会社 日本栄養給食協会〉
この豆腐屋さんは、5年前に自己破産したものの、こちらの協会で見事に再建されたのだそうです。
じつは、昔ながらの伝統的な豆腐屋さんは、いまや毎年500軒ものペースで廃業しているという非常に厳しい現状に置かれているんです。
そんな状況のなか、ふたたび立ち上がって努力を続けられている職人さんが、このような素晴らしい賞をとられて感無量でした。
地元神奈川のお豆腐屋さんは、絹ごし豆腐部門で銀賞に輝きました。
絹ごし豆腐の部/銀賞・全農賞
〈あにき:とうふの泰平屋 株式会社〉
佐藤さん、誠におめでとうございます!
短い滞在でしたが、馬刺しなどの熊本の美味も堪能出来ました。
今回参加された熊本の豆腐屋さんや実行委員の方々の中には、半年前の地震で大きな被害を受けた地区の方もおられたそうです。
深刻な状況のなか、素晴らしい会の実現を誠にありがとうございました。
会場近くから望めた熊本城は本当に美しかったです。
ご一緒させていただきました皆さま、誠にありがとうございました