午前中は「油揚げ・がんも編」。
油揚げは、関東では薄いタイプが定番ですが、地方によっては厚揚げのように分厚くて大きい物や三角形の物など、形状は地域性豊かです。
まずは、いろんな地域から取り寄せた油揚げを、香ばしく焼いて食べ比べ。上質な油で揚げたお揚げは、油抜きをせずにそのまま食べても美味です。

講座では「手作り油揚げの実習」もあります。
油揚げは、「もと」と呼ばれる専用の豆腐生地を、低温でじっくり時間をかけて揚げたもの。
ふっくらと上手に揚げるにはかなりの熟練が必要なのだとか。

一番絞りのなたね油で、ひと回り以上も大きく膨らむまで、たびたび裏表を返しながら約30分ほど揚げます。

ですから、揚げている間はつきっきりでの作業になります。
お手頃価格で売られている油揚げ、じつはとても手間がかかるんですね。
そして次は、豆腐を使った料理レッスン。
絶品の揚げたてをいただく「基本のがんもどき」

すし飯に砂糖を一切加えない「オリーブいなり寿司」

旬の野菜を添えたディップスタイルの「くるみの白和え」、ミルキーでまろやかな「豆乳みそ汁」、

豆腐をそのままの形で用いた「豆腐のブランマンジェ」。
フレンチのエッセンスを加えつつ、お豆腐そのものの美味しさを生かした料理は大好評を頂きました。

最後は「手作り豆腐編」。

水で戻した大豆をミキサーにかけ、

さらしで絞って豆乳とおからに分け、その豆乳を弱火でゆっくり煮ます。

手早くにがりを加え混ぜて放置すると、ぷるっと見事に固まります。
これを専用の型に入れ、重しをして水切りしたら完成。まだ中は熱々です!

出来たてほやほやのお豆腐は最高です♪

今回の講座では、参加者全員の10名の方が豆腐マイスターに認定されました。
最年少はなんと高校一年生。若い人たちが日本の伝統食文化を積極的に学んでくれるのは大変嬉しいことです!

これから本物のおいしいお豆腐を一緒に広めていきましょう
