南イタリアやギリシャなど、オリーブオイルを多用する地中海沿岸の地域では、心筋梗塞や狭心症などの心血管病が非常に少ない事に注目した、アメリカのアンセル・キーズ博士が提唱した食事法です。

“オリーブオイル、新鮮な野菜や果物、穀物や豆をたっぷり摂り、肉より魚をたくさん食べ、ワインを適量飲む”

地中海沿岸地域のこうした伝統的な食習慣が、多くの病気を予防して健康長寿をもたらすことが科学的に証明されたことで「地中海式ダイエット」は、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。

おもな病気予防効果としては、心血管病、がん、糖尿病、メタボリック・シンドローム、アルツハイマー型認知症、アレルギー....など。


特筆すべきは、米、大豆、魚、野菜を多く食べ、ポリフェノールを含むお茶を飲む、という日本食との類似点が多いこと。
伝統的な和食にオリーブオイルをプラスすれば、すぐに「地中海式ダイエット」が実践できますね。