こんにちは、和花みほです。
陶磁器を好きな方は、ご存知かと思いますが、
陶磁器の色をつくるのは、釉薬です。
この釉薬、実に繊細であり、成分がわずかに違うだけで、窯で焼くときの空気量の違いだけで、同じ色が出せないとのことです。
釉薬の原料として使われる元素の数は約20個。
しかし、50種類以上の色を作れるのは、ほんの少しの条件の変化で、色や模様が変わる釉薬の繊細さにあるようです。
陶芸家の方や、陶芸を趣味としているかたは、この難しくも挑戦のしがいに魅了されたことでしょう。
想像していたものが出てくれば、そうでないこともある。
飽くなき探求心が突き動かされそうです。
また、刀を作る際、
理想的な状況である時、物の色は、温度が上昇する程、
赤>黄>白>青と変化していくという関係があるそうです。
刀鍛治の職人の方は、これを長年の経験により、目で判断しているそうです。少しでも間違えてしまうと、傷がついてしまう場合もあるようです。
職人さんは、毎日色と真剣に向き合うお仕事の一つですね。
普通では、なかなかここまで、深く色と向き合う機会は少ないかと思います。
芸術の秋。
陶芸、染め物、ガラス工芸などの体験へ行き、自分はどのような感情になるのかを試してみても、自分と色との関わりが見えそうです。
とても印象に残る思い出が作られるかもしれませんね。