こんにちは、宇野ひかるです。
きょうは、色と「官能的な気分」についてお話したいと思います。
私たちは色によって五感はもちろん、心理的にも物理的にもさまざまに影響を受けています。
それだけでなく、色は、私たちの性的欲求にも関係しているという研究結果があります。
色彩は、太陽光がなければ存在しません。
動物の中で一年中発情することが可能なのは人間だけですが、それには太陽光線の存在が大きく関わっています。
一年の半分は太陽が出ない北極圏に住むイヌイットの女性には、月経は6か月しか訪れません。
同じ理由でこの地域の男性には、その時期、性衝動が少ないともいわれています。
「性的欲求を刺激される色」の統計をとってみると、男女に関係なく「赤紫」が最も刺激的な色とされています。
ですが、受け取る側の人種、国籍、生い立ち、性別などによっても「性的欲求を刺激される色」は、微妙に違ってきます。
例えば、セクシーな印象を与えるとされている赤紫ですが、厳密にいうと性的衝動を与える色は、男性は赤やピンク寄りの赤紫、女性はディープな赤紫そのものと、微妙に違います。
ラブホテルなどのネオンに赤紫やピンクが多いのは、これらの色が官能的な気分を刺激するからで、とくに女性は薄紫、赤紫、スカイブルーの色を見るだけで、性的な刺激を受けるといわれています。
また古来より男性のふんどしや女性の腰巻が赤いのも、赤が持つ官能的なパワーや、体を温める効果が利用されています。
さらに赤には性腺の分泌を促す効果や、生殖器の発育をよくする力もあることが、近年の研究でわかってきました。
昔の人は経験から赤が「子孫繁栄」に繋がる色だということがわかっていたのかも知れません。
ちなみに青の下着は身体を冷やすことになるので、女性は注意して使ったほうがよいようです。