水族館に行くのがとても好きです。
最近はテーマ別の水槽や展示なども充実し、たくさんの種類の海洋生物を観察することができますね。
しかし、多くの水族館ではあまり見ることのできない種類の魚がいます。
それは、深海魚です。
水圧が多くかかる環境で生育していることから、水槽内での飼育は大変難しいため、水族館にはほとんどいないそうです。

深海魚には、キンメダイのように赤い体色をしたものが多いとよくいわれています。
それは事実なのですが、細かいことを言うと魚の住む生息域によって少し異なってくるのです。
赤い体の魚が多く生息するのは、水深200~1000m程度の「中深層」という深海だそうです。
海の中にも太陽からの光は届きますが、深度が深くなるにつれて光は水に吸収されていきます。
光は複数の波長から成り立っており、それぞれに色を持っているのですが、ここでは赤に近い波長ほど早く吸収されていき、水深200mほどの深さになると周りはほとんど真っ青になってしまいます。
その地点では赤い光はほとんど反射されなくなるため、赤い体色がもっとも目立たなくなるのです。
海で目立たなくなるということは、敵に見つかりづらくなると同時に捕食を行ないやすくなり、生きていく上で大変有利であるため、進化の過程でその体色に変化していったのではないかと考えられているそうです。
それよりも下の深海になると、光そのものが届かずに真っ暗な世界となるため、体色はほとんど意味をなさないそうですよ。
エサを探すときにも視覚に頼らず、非常に発達した嗅覚や触覚などを頼りにして生活している生物がほとんどだということです。
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