こんにちは、佐野みずきです。
食欲をそそる色というものは、世界各国で共通しているように思われるかもしれません。
ですが、実は食文化による違いがあります。
例えば、肉食中心であった欧米人は、牛ステーキのような赤い血の色によって食欲を刺激されます。
そのため、日本では病人にお肉を勧めるということはありませんが、欧米では病気の時は肉のスープがよいとされているほどです。
反対に、日本人は長い間菜食系の食生活だったため、ニンジンなどの赤橙、かぼちゃなどの黄色、青菜などの緑が食欲を刺激するベスト3となります。
また、魚介類も多く摂るため、日本食は世界でも類をみないくらい色彩が多様だといわれています。
さらに懐石料理などに行くとわかりやすいですが、和食の世界では、板前さんが食器にも精通するという食文化を築いてきているため、料理の多様な色彩をより盛り立てる器が使われています。
このような文化の違いにより、世界共通のように思われる『色』へのこだわりも、実は違う形で発達するものなのです。
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