「大義に生きる・天下取りの色」を選んだ貴乃花親方 | UNOSANO.NET 彩リノススメ

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こんにちは、佐野みずきです。
RAYSカラーセラピーは、人の心理的、生理的反応を基に体系化しています。被験者に好きな色、嫌いな色を選んで頂き、それによって心理的、身体的な状況を判断します。

本格的な診断を行う時は56色のカードを使用しますが、簡易診断の場合は、赤、青、緑、黒、黄色、茶色、白、紫、オレンジの9色を使います。さらに紺、ピンク、黄緑、ベージュ、灰色、ワインレッドの6色を加え、全15色で行うこともあります。診断では、色カードを用意しますが、色カードがなくても頭の中でイメージを描いて頂き、口頭で行うことも可能です。

簡易診断は、ほとんどの場合、基本15色の中で行うことができます。ですが中には、この基本15色に含まれない金色や銀色を選ぶ方がいらっしゃいます。
金色と銀色は、割合として多くはありませんが、かなり特徴的で、身体的なことよりも心理的な影響が強く現れる色です。

私の長い診断士人生の中で、金色を選ぶ方は何人かいらっしゃいましたが、その中で最も印象が強烈だったのは、第65代横綱であり、現日本相撲協会理事の貴乃花親方です。
貴乃花親方には、口頭で行う簡易診断をさせて頂きました。その際、親方は迷わず「金・赤・白」の3色を選びました。

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金色が表す意味は、一言で言うと「天下取り」の色です。赤もある意味「天下取り」の要素を持つ色ですが、金色を選ぶ人の意識は半端ではありません。

「世直しを自分の手で行う」「世界規模の会社のCEOになる」「周りの国を攻めて占領し、大国を築く」「天下に自分の権力を知らしめる」というくらい、大それた思いを表す色です。大いなるものに対する強い憧れと、自分の手に最高の栄誉、あるいは栄光を掴むという、とてつもない野心を表す色です。「自分が神となることを、目指す色」……といっていいかもしれません。

目指す先にあるものが、私利私欲を伴わないとは言い切れませんが、ほとんどの場合、「大義」に生きる方がこの色を選びます。
金色や銀色は、子供がこれを選ぶことは大変少なく(例がないわけではありません)、ほとんどが後発的に、少し大人になり、社会意識が生まれてから選ぶようになります。

またほんの一時期、金色が好き……というのではなく、長年にわたって金色が好きであり続けた人は、たいてい社会の中で「勝ち組」の道を歩んでいます。
金色が好きであり続けた人は、自分の目的を周囲に表明し、言葉に出すだけでなく、実際に行動も伴っている人が多いようです。

豊臣秀吉は、金色が大好きだったこということがよく知られていますが、まさしく金色が象徴する「天下取り」と言えるでしょう。

貴乃花親方が選んだ 「金・赤・白」の3色 の組み合わせは「天命を意識し、揺るぎない信念を持ち、強い決意をもってひるまずに進む」を表します。これほど強烈で明快な組み合わせはなく、まさしく「大義に生きる」を象徴していると思います。