「色」の持つ意味 | UNOSANO.NET 彩リノススメ

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こんにちは、宇野なつきです。

日本や海外には、色の名前を用いた多くの慣用句がある……ということを以前のブログ記事でお伝えしていましたね。
それと少し似ていますが、今回は「色」という言葉そのものを使用した言い回しにはどんなものがあるかを調べてみました。



そもそも、「色」という単語そのものにはさまざまな意味が含まれています。
赤や青など、日常的に使用する色という意味に加えて、表情や態度などについても言い表すことができる、非常に多岐にわたる使い方をされている言葉であるといえます。

古語においては、「色に出ず」という言い回しがありました。
心の中の思いが、態度や表情に表れるという意味です。
拾遺和歌集におさめられた有名な和歌にも、「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」というものがあります。

現代でも使用する慣用句のひとつとして、「色を失う」があります。
心配や恐れを抱いて顔が真っ青になったり、意外な事態に対処しきれずにいる様子を表します。
また「色よい返事」などというように、愛想や機嫌の良し悪しを表現することや、「音色」「声色」などのように、音声の響きや調子を言うこともあります。

ほんの短い一つの言葉ですが、「色」という単語から多くの人が想像力をふくらませ、さまざまな意味や使い方が加えられて現在の形になったと考えると、どこか感慨深いものがありますね。



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