先日、さまざまな国の子どもたちが描いた風景画が展示されているのを見かけました。
国によって雰囲気や色遣いがかなり異なっており、興味深く見ていたのですが、その中でも特に気になったことがありました。
それは、太陽の色の違いです。

日本では、太陽を描く時には赤色を使用する人が多いように感じます。
それに対して、アメリカやイギリスなどの欧米諸国では、黄色を使用して描くことが多いそうです。
また、世界の国々では太陽を描く際に赤を使用することは少なく、ほとんどの国で黄色やオレンジ、白などを用いているといいます。
個人的には、太陽の光を肉眼で見てみると、確かにその眩しさは白や黄色などの薄い色で表現するほうがしっくりとくるようにも感じられます。
もちろん朝日や夕日など、実際に太陽が赤く見える場合もありますが、なぜ日本では赤色を用いることが多いのでしょうか。
その理由はいくつか考えられますが、大きなものとしてはまず日本の国旗である日の丸のデザインが、具体的な太陽のイメージとして刷り込まれているのではないかということが挙げられるかと思います。
また、「赤」という色名はもともと「明るい」という言葉が転じてできたものであるため、明るさの象徴ともいえる太陽は赤を使用して表す、という習慣があったのかもしれません。
同じ風景や物事を見ていても、それをアウトプットする時には異なる色・形になるというのは非常に面白いものです。
それぞれが持つ文化や考え方を否定せず、多様性そのものを楽しめるような世の中になっていけたら素晴らしいですね。
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