アサガオの変化 | UNOSANO.NET 彩リノススメ

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こんにちは、宇野なつきです。

季節柄、夏休みを満喫する子どもたちの姿をよく町で目にします。
そんな風景を見ていると、小学生の頃、夏休みの宿題でアサガオの観察日記を書いていたことをふと思い出しました。


当時育てていたアサガオは、学校で種をもらって植えたものでしたが、その多くが紫色の花を咲かせていたように思います。
最近では品種改良が重ねられたこともあってか、花弁に縞模様や縁取りがあるものや、花弁自体に切れ込みが入っていて、ぱっと見ただけでは別の花かと思ってしまうようなアサガオも見かけることがありますね。

アサガオは種で栽培するものが主流ですが、宿根性のもので「ノアサガオ(琉球アサガオ)」という品種があります。
ほかの品種のものよりも蔓が長く伸び、病気にかかりにくいため育てやすいアサガオなのだそうですが、大きな特徴がもうひとつありました。
それは、「長時間咲き続け、花の色の変化を楽しめる」ことです。

アサガオの花の色はアントシアニンという水溶性の色素で構成されていますが、この色素は酸性では赤、アルカリ性では青というように溶液のpHによって色を変化させます。
一般的に、花には外側の細胞にだけ色素があり、アサガオもそれと同様に表と裏の表面だけに色素を持つ細胞が並んでいるのですが、この部分のpH が開花直後から変化するのにともない、アサガオの花の色も変わっていくというメカニズムになっているそうです。
これは品種に関係なくアサガオ全般に見られる変化ですが、ほとんどの品種では朝咲いた花が夕方までにしぼんでしまうため、花が開いた状態で色の変化を確認することは難しいといいます。

この夏は童心に返って、アサガオの色を観察してみるのも楽しいかもしれませんね。



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