午前は市役所へ行き、提出物の確認をしてもらいました。
その後に来週のPTA総会の打合せのために小学校へ。現在休校中ですが、今日から本格的に分散登校が始まりました。午前の部と午後の部に分かれての登校ですが、子ども達にとっては家に篭ってばかりでいるより気分がいいでしょうね。
さて、多くの県で緊急事態宣言が解除されます。しかし、これで当該地域の新型コロナウイルス感染症が克服されたわけではないことを肝に銘じておかなければなりませんね。解除された県は、これから解除されるであろう都道府県のお手本となるような取り組みが求められると思います。
コロナ禍と呼ばれるような非常事態ですので、あんまり批判的なことは言いたくないのですが、各自治体と政府とで緊張感の違いを感じています。政府は国会での質疑やマスコミ向けの発表においても専門家会議の話を専ら用いていますよね。
専門家会議が政策決定をしている印象です。もちろん専門家の意見が必要であるというのは、分かります。各自治体も専門家のアドバイスを仰ぎながらやっていますので同じと言えば同じですが、すべてのことを専門家会議に決めてもらっている政府の現状には違和感があります。専門家会議の方々だって責任転嫁されたら困るわけですから、安全策を取るに決まっています。
手順が違うのではないかというのが、私の意見です。政府が方針を定めた上で、それを遂行するにあたって弊害がないかなどを専門家から意見をもらうのが本来のあり方だと考えます。政府としての施策を示さずに専門家会議に意見を求めるのは間違ったやり方だと思うのです。専門家会議に丸投げ、地方自治体に丸投げ、政策決定を放棄したような印象です。政府主導で実行したのは布マスクの配布くらいしか思い浮かびません。
「各自治体の保健所が誤解をしていたのでは?」とか「文科省は補助金を準備していたのに、自治体が使わなかった」とか。ここしばらくは、まるで責任転嫁をするような場面が目立ちます。
政府としての方針を示すとか、政府としての指標を出すような姿勢がまったく感じられません。政府の考え方が国民に伝わってこないのは、これが原因なのではないかと思います。
医療においても、経済においても、
人が生き延びるための政治
いま求められているのはこれです。