誰より愛を 溢れる愛を。ーJERSEYBOYS・閉幕ー | まりゑ official blog「綴る」Powered by Ameba

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キューブ所属。役者。
お芝居と結婚して
歌と恋をしてます。

ファンタスマゴリックのMARiEで
作詞、振付を担当してます。

限りある世を、目一杯楽しむ所存。
よろしくお願い致します。

日本版
ミュージカル
『ジャージー・ボーイズ』

2016年6月29日にプレビュー公演で開幕し、
7月31日に無事、幕が降りました。

追加公演も含め全41公演

まるで嘘みたい。
本当に41回もあの板の上に立っていたなんて。

つい昨日終わったはずなのに
もうなんだかずっと昔のことのようにも感じるし
まだ実は続いてて、少し休んでるだけ。みたいな感覚もある。

ほーんと不思議。

この作品に参加することになったのはもう、1年前。
その時、まだまだ先の話だなぁ〜その時の私はどんな私なのかな。
なんて呑気に考えてたけど、
気づいたらもう過去じゃん!
想い出になっちゃてるじゃん!
きゃー!!ひぇー!!じゃじゃーん!!

時計の針は止まらないし、
いつだってSHOW MUST GO ONだ。

カーテンコールのトークでも話したけど
稽古初日。オープニングシーンの稽古から
演出家・藤田俊太郎ワールドは全開だった。

舞台セットの話を、瞬きを沢山しながら
身振り手振りそれはそれは嬉しそうに語ってくれる藤田氏の頭の中には既に、
「揺るがない何か」が見えていて

その言葉には出来ない「何か」を
必死に伝えようとしていた彼の姿からは
"作品への愛"で溢れていた。

フォーシーズンズという超絶的な人気グループの栄光と挫折、確執や絆を描く上で
容易く表現できることはなかったし
一筋縄でいく稽古なんてほとんどなかった。

Red team
White team

2つのteamがあるというのも本当に面白くて、
一緒に板の上に立つ私から観ても両teamの違いや雰囲気、言葉ひとつのニュアンスとっても別物に感じたくらい。それはそれは大変な作業ではあったけど、これも意味のあることのように感じたり。

元々ブロードウェイで大人気ミュージカルを
〈日本版〉としてゼロから創る作業はほんっとに凄い大変なことだけど、とてもやり甲斐のある演劇的作業だった。

唯一無二の〈日本版〉
そして〈日本初演〉の

『ジャージー・ボーイズ』

参加できた喜び、そして幸せに
心から感謝を。
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そしてもちろん
フランシーヌという、役との出会いにも。

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私自身が母子家庭で育ってきたという環境もあって

あの電話でのシーンは毎回毎回、
演じている度に心がユッサユッサ揺らされっぱなしで

恥ずかしながら、毎回同じように演じられたことはなかった。

父役である中川ヴァリ教氏から放たれる言葉を受けとる度に違う感情が溢れてきたり。。


とても短くて
あっという間の
父と娘のひととき

大好きなシーン。

実はここだけの話
公演中、一度公衆電話の受話器を折ったこともあった。笑

思い切って電話を切ろうと受話器をガチャン!と置いた瞬間

折れてた。笑
自分が一番驚いてた。

完全に、ハルク。
超人かと。

そのあと謝り倒し修復もしていただき、感謝しかない。すんませんでした。


舞台はその瞬間、瞬間生まれるものの化学反応が本当に楽しい最高のエンターテイメント。(受話器折るのダメだけど)

この『ジャージー・ボーイズ』は
お客様もお客様役と割り振られちゃうくらい
客席の観客に座る皆様がいて、完成する作品


フォーシーズンズを支えたのも、

我々の『ジャージーボーイズ』カンパニーも、
客席に座るお客様に支えてもらっていたなぁとつくづく感じた日々だった。

プレビュー公演、初日挨拶回りをしに
まだ開場前の舞台上に顔を出すと
正座をして舞台のツラ中央で、正座をし
ただ、ただセットを見つめ涙ぐんでいる藤田氏を見て

この人についていけば大丈夫だ。

と思ったことがまるで昨日のことのよう。
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毎日満席の客席、最後は笑って歌って踊って

いつだって音楽は変わらずに
私たちに色んな素敵なものをプレゼントしてくれる。

今回も、たくさんのプレゼントを受け取った。

この出会いに乾杯。
最高の作品、最高のスタッフ、キャスト陣、
最高のお客様と

本当にありがとう。
また出会える、その日を信じて。

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♬Who Loves You 
誰より愛を くれる人は誰?
闇を貫き 導くのは誰?
誰より愛を くれる人は誰?
その手つかんで 抱きよせる人は?

。。。君に愛を 愛を。