ほぼ半裸で眠るのには肌寒くなっていた。
夏の君は、いつもあっさりと
浴衣からのぞく女子のうなじの様な爽やかさを纏いながら
「またね!」と見返り美人でいなくなる。
また暑くなるのだろうか。
もう夏の君は行ったのだろうか。
はい。ということで
『Honganji~リターンズ~』
無事に、千秋楽を迎えることができました。
ありがとうございます。
おめでとうございます。
ありがとうございます。ぐひゃ!
『ジャージーボーイズ』本番中からお稽古がはじまり
男役、二役
初めての殺陣
再演から参加
などなど色んな課題が山積みの中はじまった
暑い暑い日々。
無我夢中に向き合っていると
「時間」というものは本当に針が壊れているんじゃないかと思うくらいに早く感じるもの。いや、
むしろきっと壊れちゃってるんだと思うんです。
初演からの皆様と再演から参加した我々とで
新たな『Honganji』を創っていく作業。
色々考え、チャレンジし、
自分なりの《教如》と《三郎》を模索しつつただただ、ガムシャラになっておりました。
もともと低い声ではありますが
より一層男の子ぽく聞こえたくて
必死にお酒たくさん飲んで潰してみたり。←お酒飲む言い訳じゃないよ。ほんとだよ。
おかげで、今普通に自分の言葉で話すと
場末のスナックのママ感満載です。いらっしゃ〜い。
和物の作品が今まで少なかったので
和装どきの所作だったり、刀の扱い方、姿勢など
今回初めて知ることがたくさんありました。
人間、死ぬまで「学び」
「学ぶ」ことがなくなったら
そこできっと成長は止まるんだろうな。
だから、人はいくつになっても自分の心の持ち様で成長できる生き物。ありがてーありがてー。
まだまだ成長して、
面白みのあるヒューマンネイチャーになりたいものです。
今回の座組、本当に異業種格闘技戦のような感じでした。面白み溢れる素晴らしい方々と共演できたこと。またひとつ「学び」の瞬間がたくさん。
個人的に、市川九團次さんと
歌舞伎に携わっていた、私の祖父の話を出来たことがとても喜ばしい瞬間でした。
歌舞伎の世界の方と舞台上で共演できるなんて、滅多にないことなので、天国にいる祖父にもこの気持ちが伝われば嬉しいなぁと思ったり。。
あと明治座の花道!そして、スッポン!!
役者としてはかなりテンション上がりまくり!!
またひとつ自分の役者人生の1ページが彩られた様に思います。
最後に、
この作品に携わってくださったスタッフ陣の皆様にも大きな大きな感謝と愛を。支えていただきありがとうございました。
そしてそして!
劇場に足を運んでくださった皆様!
応援してくださった皆様!
私のことを夜眠る前に元気かな?と考えてくださった誰か!
丸いお饅頭みて、あ、まりゑじゃね?と頭をよぎってくださった誰か!いないかもだけど!
全ての皆様に感謝を。
サヨナラ教如、サヨナラ三郎。
ありがとう、みんな!!