災害時、マンションのリスクは・・・ | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

昨日(3月11日)、モーニングショーでは、

南海トラフ地震の発生確率を、行政が操作したとか・・・?

それよりも、私が以前から気になっていたのは、

災害時の被災者の置かれる情報が、正確に伝わっていない・・・?

 

首都直下型地震で東京都が準備する避難所に、

マンション住民の収容は、想定されていません。

住宅の倒壊等で、住む場所がなくなった人たちを収容します。

東京都の人口、1,400万人に対して、

避難所の収容人数、320万人

マンション住人は、ライフラインが復旧するまで、

自室で耐えることを求められていますが、

過酷過ぎて耐えられない人も続出する・・・?

 

東京都の試算では、最低でも一週間の備蓄が必要です。

最優先されるのが、簡易トイレ

1日、5~7回使用✕人数分

排水管が破損すれば、汚水は流れず管内に詰まるので、

不用意に上層階の人がトイレを使用すれば、

下層階のトイレから逆流し、目を覆うような惨状に・・・

水は大人一人3ℓ/一日、食料品は・・・

 

そもそも、大地震発災後、マンション高層階の住民が、

地上へ逃れようとするのを止めることは出来ません。

でも、地上の避難所は、既に人で溢れ返っています。

食料も飲料水もトイレも絶望的に足りなくて、

行き場のない人々は、パニックに・・・

 

都市計画で最優先に求められるのは、

人々の生命と財産を守るための街造りです。

千年に一度のような大災害なら仕方ないが、

周期的に発災が予想される自然災害に対し、

人々に、サバイバル的な心構えを求める都市計画は、

根本的に間違っています。

矢張り、地震大国の日本には、

高層マンションのリスクが大きすぎます。

 

人口密集地で大地震を経験した神戸市は、

被災者の御苦労を、一番分かっている自治体です。

市は、タワーマンションの建設を認めていません。

(つづく)

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・