急激な気候変動で、線状降水帯が度々発生
想定雨量50ミリ/時間が、今では100ミリを超えることも・・・
治水工事が完了している都市部の大河川でも、
堤防決壊が想定され、ハザードマップを公表しました。
津波や水害時、大都市の沿岸部に想定される被害状況は、
過去の様子と違っています。
海抜1メートルまでの低地に、多くの人たちが住むのに、
浸水被害の認識が十分でないようです。
大阪平野は明治初期に比べ、2,7mも地盤沈下しました。
(原因は工業用地下水の汲み上げ、・・・現在は禁止)
その結果、大阪市の西半分の広い範囲が、海抜1m以下
淀川の河口付近から梅田一帯にかけては、
海抜マイナス地帯~0m地帯
大阪の中央に位置する御堂筋でも、海抜1m、
そこから、大阪湾まで5キロメートルの高低差は、僅か1m
この海抜の低い一帯は、水害リスクが大きく
過去に繰り返し、台風,豪雨などの被害を受けています。
東京も湾岸部は、江戸期より埋め立てた低湿地
海抜0メートル地帯も、多くあると聞いています。
タワーマンションが林立するのも、この一帯とか・・・
リスクのない生き方など出来ませんが・・・
近年の気候変動を考えると、ハザードマップが示すような、
大きな河川の堤防決壊は、必ず頻繁に起こること
堤防が決壊すれば、低い市街地へは大量の水が流れ込み・・・
土地に高低差があれば、数日で自然排水されます。
でも、海との高低差が少ない地域では、水は引かずに、
長い期間、ヘドロ状になって留まるので、
都市機能が完全にマヒします。
都市部を流れる利根川や淀川の堤防が決壊すれば、
マンションは、直接的な浸水被害がなくても、
上記の理由で、ライフラインが使用不能になり、
生活が出来るには、何ヵ月も要します。
販売業者は、この様なリスクを一切説明しません。
個人的な感想
コロナ禍では、感染リスクに過敏だった人たちが、
タワーマンションの抱える様々な問題や、
湾岸部の水害リスクには無関心のようです。
貴女にとって、貴方にも
今日が良き日であります様に・・・