安全保障を連続して書いています。
中高年者のロシアへの思いは複雑です。
ロシア文学やロシア民謡に親しみを持つ人もいれば、
日ソ不可侵条約を破っての満州侵攻や、
北方四島を不法占拠されたとの思いの人もいます。
(これらは、ソ連の独断行動でなく、
連合国首脳の了解を得て行われました)
これらの過去の出来事を取り上げて、
「ロシアは信用できない」と語るのは偏見です。
同時期、アメリカのB-29爆撃機による、
都市部の市民を標的にした無差別爆撃や、
実証実験を兼ねた二度の原爆投下こそは、
民族蔑視であり大量殺戮を目的としています。
このアメリカの過去は不問にして、
ロシアの過去だけを問題にすることが偏見です。
アメリカもロシアも、同じ戦時下のこと・・・
それは、戦争が怖いからです。
ロシアのウクライナ侵攻の是非は、
時間経過と共に評価が分かれていますが・・・
未だに日本のマスコミは、ウクライナを全面支持
ロシアを一方的に非難しています。
でも、日本とロシアは、協力すべきです。
お互いの国を必要としています。
中国と対峙している日本とロシアは、
地政学的に最も協力すべき相手国です。
シベリア開発でも、日本は積極的に協力で来ます。
サハリン沖での天然ガス生産に至っては、
日本のエネルギー確保のためにも・・・
ウクライナへは、人道支援を続けるべき・・・
一方、ロシアへの経済制裁は、影響の少ない範囲で・・・
日本は、自国に有利な政策を取るべきですが、
今の政府は、必要以上にヨーロッパへ追随しています。
日本とヨーロッパでは、立ち位置が違うので、
日本の安全保障上の独自路線は、
各国からも理解されます。
(つづく)
貴女にとって、貴方にも
今日が良き日であります様に・・・