弟が死んだ、ー3 | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

昨日の続きです。

 

弟は、享年67歳(?)

大切な家族と、多くの親しい友人との交わり

充実した人生を生きて来たと思う

でも、心残りもある

何よりも、病身の奥さんのことが、気掛りだろう・・・

孫の成長も見届けたかっただろう・・・

 

難病と闘っている、奥さんの体調が心配です。

憔悴しきっているのではと案じています。

今は、どんな言葉をかけても届かないと思うけれど、

側には、頼りになる子供たちがいるので心強い・・・

心が穏やかであるように願うばかりです。

 

弟は、膠原病が進行し、耐え難い激痛に襲われ

「殺してくれ!」と悲鳴を上げたと言っていました。

更には、両足切断の宣告を受けての葛藤では、

私にも、今生の暇乞いの電話がありました。

弟の、壮絶過ぎる闘病生活を支えたのは、

大切な大切な家族の存在でした。

子供のいない私への気遣いから、

子供たちの話題は、出来るだけ避けていましたが、

会話の端々からは、溢れる家族愛を感じました。

今、弟は遺された家族の幸せを願いながら、

限りない感謝をしていると思います。

・・・・・・・・・・・・

 

最後に、私ごとです。

私は、10年前に腎臓ガンの手術を受けました。

腎臓機能の特性や生検結果から、遠くない将来に、

再発すると思っていました。

弟やご家族に迷惑を掛けたくないので、

「俺が死んでも、大阪へ来ないでくれ」

「俺は直葬で、無縁仏になるのが本望」

「お前は、家族のためにも長生きしろよ・・・」

その他、兄貴ヅラして偉そうなことも言いました。

 

当然、私の方が先に逝くと思っていたのに、

まさか、弟が先に逝くなんて・・・

(お目を通して頂き、感謝します)

 

弟の、ご冥福をお祈りします。

奥さんと、ご家族の皆様に、

心が穏やかな日々でありますように・・・