折角、豊かになったのに・・・ | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

前回に続き、本当に書きたいことです。

 

戦後の社会混乱を安定させるために、

GHQ指導の下、政府は強権を発動しました。

驚異の最高税率90%の財産税を設定

現行の通貨を廃止して、新円に切り替えます。

タンス預金も新円に交換しなければ使えないので、

多くの富裕層は没落しました

 

政府は同時に、農地解放を断行しました。

広大な農地を所有していた地主は、

政府が決めたタダ同然の価格で、

先祖伝来の農地を、小作人へ売りました。

 

ここからが、新生日本の出発です。

GHQが意図したのは『グレートリセット』

特権階級だった富裕層は激減し、大地主は消滅し

アメリカ主導の下、民主国家が誕生しました。

それからの日本は、産業振興のために、

官僚機構が昼夜を問わない働きをして、

世界中から、『日本株式会社』と称賛されるような、

高度経済成長期を迎えました。

 

戦費調達で巨額の国債を抱えた苦い経験から、

赤字国債は不文律で禁止されました。

国の予算は収入の範囲内で組むのが大原則

財政規律が厳しく守られていました。

 

景気が悪くなり税収が減った時は、

政府が国民に説明して協力を求めていました。

でも、1965年中曽根総理は大原則を破り、

(選挙対策で)借金をして年金や老人医療に、

手厚い福祉政策を実施しました。

 

蟻の一穴は、なし崩し的に拡大して、

世界的に例のない巨額の国債を抱えました。

既に、太平洋戦争の戦費調達のための国債より、

今の方が、多くなっています。

でも、政府に財政再建への強い意志はなく、

このまま進んで、デフォルトなのかナア

(つづく)

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・