底辺のこと・・・ | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

底辺のこと・・・

 

健常者と障害者の間に区分線がある訳ではなく、

『中間的な存在』の人も多くいます。

彼等の中には、人間関係が苦手で組織に馴染めなくて、

ドロップアウトする人もいます。

そんな彼等が底辺を支える仕事をしています。

 

日本人が優しいのは、同じ仲間に対してだけのこと・・・

部外者や,異端者や,貧困層に対しては、むしろ冷淡です。

自死率が高いのも、シングルマザーの窮状も、

放置したままで改善しようとしません。

貧困を自己責任であるかのように無視しています。

先進国の中で貧困率は最も高く20

一世帯当たりの貯蓄総額は1,000万円とか

一方では、貯蓄10万円未満の世帯が10数%もいます。

この総数2,000万人は、その日暮らしをしています。

 

この人達の主な仕事は3時間のパート、

一か月の収入は5万円、二カ所で働いても10万円、

足りないので更に、1~2時間のパートも・・・

準備や片付けのサービス残業や移動時間を含めると、

拘束時間は長く、体の負担も大きくなります。

一カ所で長時間働いた方が体も楽ですが、

3時間を超えると社会保険の対象になるので、

会社は一部の人しか長時間労働の雇用をしません。

当然、生活に余裕がありません。

 

コロナ禍で、一つでも雇止めになれば、

家賃は払えたとしても、メシが食えなくなります。

最初に書いた『中間的な存在』の人達の中には、

繊細過ぎるが故の生き辛さの人もいて、

長年の心労で傷つきやすくなり、

雇止めになると、諦めの境地に・・・

 

彼等は、自ら死ぬ必要なかった・・・

経済活動の自粛が続き、犠牲者が予想されるのは

その日暮らしの、底辺の人達です。

リーマンショックでの犠牲者は5,000人とも・・・

TVは中小零細企業や飲食店の窮状を報道しますが、

この犠牲者は無視して来ました。

社会の合意も、この犠牲者は無視してイイ・・・?

でも、大阪の吉村知事は『救える命』と言って、

経済活動を再開しました。

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・