昨年の4月のNHKの朝ドラのタイトルは「らんまん」でしたね。

 

よくここでも大河ドラマや朝ドラのモチーフになった方の事を書かせて頂いていますが、今回はこのらんまんの登場人物であった牧野富太郎氏。

 

異才の植物学者、日本の植物学の父と言われている方で、私も初めてこの朝ドラで知りました。

 

ドラマでは子役から活躍していた神木隆之介さんが演じていましたよね。

 

その牧野富太郎氏の先天運は本命星(宿命)が三碧木星、月命星(運命)が二黒土星、「雷地予」(歓楽の功罪)という星で、貧乏運81位中52位。

 

この星を持つ方はま、そうですね、遊び人が多いというか・・・歓楽の功罪という暗示が示す様に、罪と罰を司る星でもあります。

 

相談者の方などに問われて説明するのは非常に難しい星というか・・・

 

うちの流派が出版した本「極占」でも書いてあるこの先天運の説明の一文は

 

人生の善行と罪と罰を自身の人生の中で経験するように示唆された先天運で、試練や挫折を幾度も経験し、人としての人格形成に重きをおいた生き方をしないと、常に罪を犯し、罰を科せられる宿命を負うこととなります。

人は誰でも余程の事が無い限り、罪を犯す事はなく、また罰を受ける事はないのですが、この先天運は知らず知らず自身の生き方に善と悪が存在し、行動原理も吉凶を織りなし様々な人間模様を展開します

 社会という規枠の器では収まらず、自身の基準のモラルで行動するため、人間社会でのギャップに戸惑い、吉凶を経験することとなります。

 

牧野富太郎氏は採集した植物を丁寧に標本にし、細密で美しい植物画を描き、徹底的に分解して顕微鏡をのぞく、じつは、頭脳も手先も非常に緻密(ちみつ)な自然人で、ですが、学歴はないので東大からも締め出され、ロシア人の植物学者の元で学んだり、兎に角、植物に、植物学に一身を捧げ、邁進し、1500種を超える植物に名をつけた人物です。

 

この功績を見るに本当に素晴らしい学者であったことは間違いないでしょう。

 

彼の本命星にもつ三碧木星は若木を表わすので、植物に興味を持ってもおかしくないし、月命にもつ二黒土星も生真面目で堅実な性質、そしてコツコツと積み上げていくことに特性があるので、為し遂げた事ではあるのでしょうが、不思議とこの本命星と月命星が合わさると「歓楽の功罪」という意味を持つ先天運になるのです。

 

本当にそうなるの?と思われるかもしれませんが、ネット上の相談でも対面でもこの先天運を持つ方だったり、家族にいる方だったり、知り合いにいるかたの相談に乗った事があるのですが、ある十五歳の子はなかなか遊びばかりしたくて受験の勉強に身が入らないだったり、旦那さんがよそに女の人を作って家に帰ってこないだの、この先天運を持つ方の相談内容に当時びっくりし、本当にこの先天運を持っている人はそうなんだと妙に納得したのを覚えています。

 

では牧野富太郎氏の実生活、私生活はどうだったのか・・・

 

元々彼は土佐の裕福な商家で酒造業を営む家庭に生まれました。

 

10歳から寺子屋に通い、儒学者の伊藤蘭林に学んだり、学制改革から小学校にも入学し学んではいたけれど、2年ほどで嫌気が差し、中退して植物学を学び始めたのが発端。

 

本人的にはだからといってこの時、学者になるとかではなく、酒屋の跡取りだし特に学ぶ事もないと思っての中退だったらしいけれども。

 

そう言いつつも、店の方は番頭と祖母に任せ、気儘な生活を送っていたらしいので、もう既に先天運の片鱗が見えるような気がします。

 

が、やはり優秀だったのか、15歳でその小学校で教鞭を執っていたらしく、そこからもっともっと植物学に身を入れるようになっていく・・・

 

1881年、2歳下の許嫁の従姉妹と結婚するのですが(2歳下というと恐らく本命星は一白水星を持っていたと思います)猶という女性が牧野富太郎氏の実家の酒造店の若女将となるわけです。

 

二黒土星という星が九星後天定位盤の中宮に定座していた年ですから、この猶の本命星に出ていた暗示は「戦いの道」、彼女にとっては茨の道が始まったのです。

 

その結婚してから3年後、富太郎氏は上京し、本格的に植物学に携わっていくようになります。

 

東京大学理学部の学者である先生を訪ね、そこにある資料などを自由に見る許可を得、研究に没頭する毎日。

 

ロシアの学者にも意見を求め、天性の描画力にもめぐまれていた富太郎氏は標本と図を送り、東アジア植物学の権威であったそのロシア学者マキシモビッチ氏からの賞賛も受けている。

 

当時の日本の研究者達とも植物学雑誌を創刊したり、その研究に一心不乱に取り組んでいくわけです。

 

そうして26歳の時には今で言う植物図鑑のはしりとなる日本植物志図編を刊行します。

 

その陰で富太郎氏の言うがまま、猶が研究費などを工面し、送金し続けるわけですから、家業はどんどん傾いていくわけです。そりゃそうですよね。

 

が、そんな中で、富太郎氏はある菓子屋の看板娘に一目惚れ、その女性はなんと14歳。

 

親の承諾も得ないまま、その女性壽衛(すえ)と暮らし始め、次の年(明治21年)には第1子が生まれます。

 

現代で言うと、かなりのクズッぷりです。

 

生まれた長女の先天運は本命星が四緑木星、月命星が九紫火星、「風火家人」(家内安全)という先天運。

 

本妻が居ながら、家内安全という暗示の子が生まれると言う皮肉。

 

そしてこの壽衛も生まれ年から見ると本命星は一白水星。

 

四緑木星の影響を受けると、本妻である猶も、壽衛もこの年の暗示は「民心離反を防げ」という暗示に変爻になっていて、裏切ったり、裏切られたりという状況になっている訳で、その原因を作った富太郎氏の本命星に出るのは「安定した結婚・生活」という暗示。

 

 

どんな状況になったとしても生きていかねばならない訳で、人生は修行とはよくいったものです。

 

牧野富太郎氏の二人の嫁も一白水星だったからこそ耐えていただろうし、が、自分の旦那が本当はどういう行動をしているか知っていたら、本当につくしてくれたのかどうかは分からないけれども、間違いなくこの二人の存在があったからこそ、牧野富太郎という偉大な・・新進気鋭の植物学者は誕生したのです。

 

兎に角、彼の思うまま、送金させる訳ですから、実家の家業は破産。

 

それを整理する為に帰郷するのですが、糟糠の妻であったこの猶と酒造店の番頭であった男と再婚させます。

 

家業を破産させてしまったことで戻ってきたにも関わらず、成功者として振る舞う訳ですから、土佐でも一泊今のお金で言うと80万するほどの旅館に宿泊し、クラッシックにも興味を持っていた彼の研究心に火が付いたのか、西洋音楽の勉強を始め、オルガンなどの楽器も私費で購入、土佐初のクラシックコンサートも私費で開催、指揮者としてタクト(指揮棒)を振り回し・・・等々・・・

 

流石貧乏運たる所以です。

 

三碧木星という星を持つ人は超現実的な星でもあって、お金に関しては凄くケチになるか、お金にとてもだらしなくなるかのどっちかです。はっきり分かれる星でもあります。

 

その間、牧野との結婚を両親から反対され、駆け落ち同然で長女を産み、生まれた次女の世話を産後の肥立ちが悪いまま、世話をし、牧野氏の親戚の若者も一緒に住んでいたので、その世話もしなければならなかった。

 

そんな中、借金取りの対応もしなければならず・・・と本当にあれこれ牧野富太郎氏のクズ伝説が出てくるので、なんとも言えません。

 

きっと現代であったなら、ネットに情報を晒され、抹殺されてたでしょうね。。

 

長女はひもじい生活を母達と送り、父である富太郎氏への思慕を募らせながら4歳で亡くなります。

 

クズ夫、くず父です・・・

 

別れて他の男と結婚した前妻もまた、新しい夫と事業の再構築を試みるも失敗し、他の土地に移らざるを得なかったのですが、そこで小さな店をやりながら、それでも亡くなるまでその前夫に送金し続けたと言います。

 

それだけ魅力的な男だったんでしょうね。

 

それか牧野富太郎氏に対する「執着」だったのか。

 

そういう女性を二人も捕まえてきた牧野富太郎氏の才能には驚かされますが・・・

 

壽衞との間には亡くなった子も含め、13人の子供を作ります。

 

この二人の女性は牧野富太郎氏に会って幸せだったのでしょうか??

 

皆さんはどう思われますか?

 

「清く、正しく、美しく」

 

 

「今年対極の星は・・・」

 

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