「マトリックス　レザレクションズ」(2021年)

キアヌ・リーヴスの代表作にして、世界的に社会現象を巻き起こした傑作ＳＦアクション「マトリックス」シリーズの１８年ぶりとなる待望の第４弾。キアヌ・リーヴスとキャリー＝アン・モスが再びタッグを組み、ネオとトリニティーの新たな物語を描き出す。共演はヤーヤ・アブドゥル＝マティーン２世、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、ジェイダ・ピンケット＝スミス。監督は過去３作すべてを手掛け、本作がシリーズ初の単独監督作となるラナ・ウォシャウスキー。

救世主ネオことトマス・A・アンダーソンは、過去のマトリックス・トリロジーの記憶を消され、仮想現実の世界でゲームクリエーターとして生活していた。そこへゲーム『マトリックス』のモーフィアスのキャラクターが現れて、『マトリックス』の世界から脱出して現実を見るよう、赤いピルを飲むことを迫られる。未だに信じられないネオは、仮想現実の世界でのエージェントスミスやトリニティの存在を知ることによって、ようやく覚醒し『マトリックス』に囚われているトリニティーと人類を救い出すために新たな戦いへと身を投じていく。

いや～

昨今の続編ブーム「Dr.コトー」「イチケイのカラス」「インディ・ジョーンズ」など華やかですが…ついに、「マトリックス」ですよ

まあ、“禁じ手”といっても過言ではないかな。１・２・３の三部作で完結してたのになぁ～。今更感は否めないですね。さて、ここからはネタバレ必死になりますよ。キアヌ・リーヴスとキャリー＝アン・モスのネオとトリニティはそろえたものの、モーフィアスのローレンス・フィッシュバーンとエージェント・スミスのヒューゴ・ウィーヴィングがそろわなかったのは、誠に痛い限りです。

明らかに見た目が違うモーフィアスは死んだことになってる設定で、彼の映像はＡＩが作り出した粒子だという苦しまぎれになっています。出演交渉が決裂したのでしょうか。スミスはあろうことか機械側の存在ではなく、最後はネオたちの味方になってくれたりして、どうにも無理がありましたね。さすがに、ファンの間でも賛否両論とはいかなくて、散々な結果となってしまったようです。因みに『レザレクション（Resurrection）』とは、復活、復興、再生、キリストの復活、(最後の審判日における)全人類の復活、などの意味を持つそうです。