「コンフィデンスマンＪＰロマンス編」(2019年)

人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本で、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の３人を主演に好評を博した同名テレビドラマの劇場版。コンフィデンスマン（＝信用詐欺師）のダー子、ボクちゃん、リチャードの３人が、香港を舞台に繰り広げる大胆不敵な詐欺計画のゆくえを、二転三転するストーリー展開で、奇想天外に描いた痛快エンタテインメント・コメディ。共演には、小手伸也、竹内結子、三浦春馬、江口洋介。監督はドラマに引き続き田中亮。

美しきコンフィデンスウーマンのダー子が、次なるターゲットとして選んだのは、香港マフィアの女帝ラン・リウ。狙いは、彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤモンド。早速、ボクちゃん、リチャードとともに香港へと降り立つが、ランはなかなかエサに食いついてこない。そうこうするうちに同じくランを狙う天才詐欺師のジェシーが現われ、何やらダー子との過去とも絡んで計画は波乱含みに。おまけにかつて一杯食わされたダー子への復讐に燃える日本のヤクザ赤星の影もちらつき始め、いよいよ窮地に陥るダー子たちだったが…。

今、続編の「コンフィデンスマンＪＰプリンセス編」が公開中で連続ドラマも面白かった。でも、つくづくついてないというか、運がないフジテレビ。これまでにも「踊る大捜査線」や「海猿」「ＨＥＲＯ」「テルマエ・ロマエ」「コード・ブルー」「アンフェア」「ストロベリーナイト」そして「万引き家族」もフジテレビの製作。踊る…も、海猿も、主役俳優や原作者と色々あって、もう作ることはできないでしょう。この映画はそれを払しょくすべく満を持してでしたが、主要キャストが相次ぎトラブルに陥っています。特に、三浦春馬さんは、どうしてなんでしょうかね。

実際に映画を観た感想は、彼はすごくいい役でした。主役の３人に勝るとも劣らない存在感。次の「プリンセス編」にも出演しているとのことなので、もしかしたら東出昌大よりも、映画内での存在がクローズアップされるという期待感があっただけに、非常に残念です。話は変わって、ようやく映画の内容ですが、三浦春馬さん以外のゲストも、それぞれに見所があって良かったね。　“スタア”こと竹内結子、“ゴッドファーザー”こと江口洋介、“モナコ”こと織田梨沙、そして小手伸也もだけど…。彼は不倫スキャンダルあったけど、なんかもう無罪放免になってるな