昨年大ブームを巻き起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」
の脚本家・野木亜紀子が初のオリジナル脚本を担当し、石原さ
とみが主役を演じた TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」。 製作は、
た新井順子、演出も塚原あゆ子と女性が中心のプロジェクトで、
一話完結の上質な法医学ミステリーとなっている。共演は井浦
新、窪田正孝、市川実日子、松重豊ほか。
死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所
(UDIラボ)」。そこに運び込まれるのは“不自然な死”(アンナチュ
ラル・デス)」の怪しい死体ばかり。UDIラボに所属する女性解剖
医の三澄ミコトはベテラン解剖医の中堂系、記録係の久部六郎、
検査技師の東海林夕子、所長の神倉保夫ら、クセの強いメンバ
ーたちと共に 連日のようにUDIラボに運び込まれる死体に向か
いメスを握る…。
前クールの、私個人的No.1ドラマは「刑事ゆがみ」だったですが、
今クールのNo.1は、間違いなくこの「アンナチュラル」です 脚本
るは恥だが役に立つ」など、数々の人気ドラマを手掛けてきまし
たが、何と今回が初のオリジナル脚本作品。なので 面白くない
訳が無いのです 主演の石原さとみも「地味にスゴイ 校閲
ガール・河野悦子」などと違って、クールな辛口演技。
そこが却って、このドラマを面白くさせています。さらに、UDIラボ
のスタッフに加え 薬師丸ひろ子、飯尾和樹、池田鉄平、北村有
起哉、大倉孝二と、彼らの周りを取り巻く役者陣が、皆さん個性
的なのもいい。 もうほとんど 終盤に差し掛かっていますが…石
原さとみ、井浦新、窪田正孝の三角関係が、有りそうで、無さそ
うで、気になるところです。 もちろん一話完結の横軸だけでなく、
全編を通じて謎を解いていく、縦軸のミステリーもあります。
金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年1月12日~)
原案 野木亜紀子
脚本 野木亜紀子
製作 新井順子、植田博樹
演出 塚原あゆ子、竹村謙太郎、村尾嘉昭
音楽 米津玄師 『Lemon』
出演 石原さとみ (三澄ミコト)
井浦 新 (中堂 系)
窪田正孝 (久部六郎)
市川実日子 (東海林夕子)
薬師丸ひろ子 (三澄夏代)
飯尾和樹 (坂本 誠)
大倉孝二 (毛利忠治)
池田鉄平 (末次康介)
北村有起哉 (宍戸理一)
松重 豊 (神倉保夫)