コロッセオを後にして、【スペイン広場】へとやっ
てきました。イタリア・ローマにあるのに【スペイ
ン広場】とは この近くにスペイン大使館があ
るので、こう呼ばれています。
こちらも映画『ローマの休日』で、オードリー・ヘ
ップバーン扮する王女が ジェラートを食べたシ
ーンでお馴染みの場所。現在は保全のため広
場での飲食や 階段での座り込みが、法令で禁
止されています。
広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニー
ニ作「バルカッチャの噴水(船の噴水)」が あり
ます。その上の教会に続く、「スペイン階段」が
接しています。
設計はフランチェスコ・ディ・サンクティスによる
もので、1725年に完成しました。この日は 東洋
系のカップルが結婚式を挙げていました。おめ
でたい式典には相応しい晴天でした。
スペイン広場を後にして 次は【トレヴィの泉】に
向います。トレヴィの泉は、ローマにある最も巨
大なバロック時代の人口の泉(噴水)です。 ロー
マでも有数の観光名として賑わっています。
トレヴィの語源については 諸説あり、かつてあ
った地名トレビウム(Trebium)に由来する とい
うもの。 また 一般的には、トリーヴィオ(Trivio)
すなわち「3つの道」「三叉路」が語源であると、
考えられています。
ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインで、中
央に水の神・ネプトゥーヌス(ポセイドン)。左に
豊饒の女神・ケレース(デーメーテール)、右に
健康の女神・サルース(ヒュギエイア)、が配置
されています。
ここでは、後ろ向きにコインを泉へ投げ入れる
と願いが叶う という言い伝えがあります。投げ
るコインが1枚だと、再びローマに戻ることがで
き、2枚では大切な人と永遠に一緒にいられて、
3枚は恋人や夫・妻と別れることができると…。
トレヴィの泉をスケッチしている 若い女性がい
ました。なかなかの腕前です。周りを気にせず
一心不乱に描いていたのが印象的です。 この
後、パンテオンとナヴォーナ広場に向います。