「イタリア的、恋愛マニュアル」のジョヴァンニ・ヴェロネージ監
督による「モニカ・ベルッチの 恋愛マニュアル」に続く “恋愛マ
ニュアル” シリーズの第3弾 イタリアのローマを舞台に、青
者、中年、老年それぞれの恋の物語をロバート・デ・ニーロ、
モニカ・ベルッチはじめ多彩なキャストの共演で描くロマンティ
ック・ストーリー。
青年編:恋人のいる若い弁護ロベルトは、出張先のトスカーナ
でモデル級美女ミコルと出会い、一目惚れしてしまうが…。 中
年編:テレビで人気のキャスター、ファビオは、パーティの席で
美女エリアナと出会う。 そして、軽い気持ちから連絡先を交換
するのだが…。老年編:心臓の移植手術をした元大学教授の
エイドリアンは パリから帰国したアパートの管理人の娘ヴィオ
ラと思いがけず恋に落ちるが…。
アル」 と続いて第3弾のシリーズは、 ついに原題の“恋愛マニ
ュアル”の文字が消えてしまって…その名も 「昼下がり、ロ
ーマの恋」 になってしまいました 出演は2作目に続いて モ
ニカ・べルッチと “イタリア系”アメリカ人の大御所ロバート・デ・
二ーロの登場です でも、この2人が登場する3話目の老年
編は平板でしたけどね…
逆に一番面白いのは、このシリーズの堂々たるレギュラー
カルロ・ヴェルドーネが出演する中年編。相変わらず、若くて、
精力的な女性にぶるんぶるん振り回される役を好演していて
愛嬌があります 各ストーリーには最後に、教訓(格言)
みたいなのがあって、それぞれ青年編は『恋は一時、愛は永
遠』、中年編は『刺激的な恋には、リスクがともなう』、 老年編
は『恋に年齢は関係ない』となっています
「昼下がり、ローマの恋」(2011年)
監督 ジョヴァンニ・ヴェロネージ
製作 アウレリオ・デ・ラウレンティス、ルイジ・デ・ラウレンティス・Jr
脚本 ジョヴァンニ・ヴェロネージ、ウーゴ・キーティ、アンドレア・アニェーロ
撮影 ターニ・カネヴァリ
音楽 パオロ・ブォンヴィーノ
出演 ヴィットリオ・エマヌエーレ (タクシー運転手:恋のキューピット)
リカルド・スカマルチョ (ロベルト)
ラウラ・キアッティ (ミコル)
ヴァレリア・ソラリーノ (サラ)
カルロ・ヴェルドーネ (ファビオ・レンズーロ)
ドナテッラ・フィノッキアーロ(エリアナ・ラメ)
ロバート・デ・ニーロ (エイドリアン)
ミケーレ・プラチド (アウグスト)
モニカ・べルッチ (ヴィオラ)