作品。｢相棒－劇場版－ 絶体絶命！42.195km 東京ビッグ
シティマラソン」のサイド・ストーリーとして､ ミステリー作家
のハセベバクシンオーが同シリーズの人気キャラクターの
一人、警視庁鑑識課の米沢守にスポットを当て書き上げた
スピンオフ小説 『鑑識･米沢の事件簿～幻の女房～』 を映
画化。主演は六角精児、共演に萩原聖人。
テロリストの標的となった東京ビッグシティマラソン。 杉下
右京と亀山薫が事件解決に奔走する傍ら、鑑識課の米沢
守も顔認証システムで、同大会の映像をサーチしていた。
その時､米沢は数年前に離婚届を残して忽然と姿を消した
元妻・知子の姿を見つけてしまう。 翌日、その女性の死体
が発見される｡彼女は別れた妻と瓜二つの別人だった。そ
して、現場で女性の元夫と名乗る刑事・相原と出会う。 や
がて２人は､ 自殺と断定されたこの事件に疑問を抱き、協
力して極秘に捜査を開始するが…。
型的な脇役である 六角精児をを主役に据えたことは､ 評
価に値するが、いかんせん内容･見栄えともに地味だった
ことは否めませんね…^^; その点、同じスピンオフでも「踊
る大捜査線」では、ユースケ・サンタマリアと、柳葉敏郎と
いう “主役級” を据えたことにより、興行的にも上手くいっ
たんだろうけど…。
せめて、共演者には、派手目を置きたかった…という思い
も、萩原聖人、紺野まひる では、いささかパンチ不足だっ
たようです。 今、ちょうど公開されている「相棒 劇場版２」
への、単なる繋ぎの役割だったの…かな！？
「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(2009年)
監督 長谷部安春
製作 亀山慶二、植松道夫、鈴木武幸 他
原作 ハセベバクシンオー
脚本 飯田 武
音楽 エレファントカシマシ 『絆』
出演 六角精児 （米沢 守）
萩原聖人 （相原 誠）
紺野まひる （真鍋知子）
市川染五郎 （天野達之）
片桐はいり （高橋早苗）
伊武雅刀 （設楽光治朗）
川原和久 （伊丹憲一）
山西 惇 （角田六郎）
鈴木砂羽 （亀山美和子）
益戸育江 （宮部たまき）
寺脇康文 （亀山 薫）
水谷 豊 （杉下右京）
