![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190806/14/unno1/fc/f2/j/o0280040014524270010.jpg?caw=800)
ス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに
描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、
日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、
再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。 菊
地凛子が各国の映画賞レースを賑わたのも大きな話題に。
モロッコ。 山羊飼いの兄弟は、ジャッカルを追い払うために父か
ら与えたライフルで観光バスを悪戯で銃撃してしまう。その銃弾
は、運悪くそのバスに乗り合わせていたアメリカ人夫婦の妻スー
ザンの肩を直撃する。夫リチャードは血まみれの妻を抱え、医者
のいる村へと急ぐ…。
アメリカ。リチャード・スーザン夫妻の幼い子供マイクとデビーの
面倒をみているメキシコ人乳母のアメリアは息子の結婚式に出
るため帰郷する予定だったが、夫妻が戻らず途方に暮れる。や
がて彼女は仕方なく、マイクとデビーも一緒に連れてメキシコへ
と向かうのだったが…。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190806/14/unno1/4f/69/j/o0450029914524270014.jpg?caw=800)
スジローと女子高生の娘チエコ。 聾唖であるチエコは満たされ
ない日々に孤独と絶望を募らせていた。 そんな時にモロッコの
事件で使用されたライフルの所有者として、ヤスジローの名前
が浮かび上がる…。
バベルとは? 『旧約聖書』の「創世記第11章」にある町の名前。
その町の人々は自分たちの力を誇示するために天まで届く“バ
ベルの塔” を建てようとしたが、神はそれを快く思わず、人々に
別々の言葉を話させるようにした。その結果人々の心はバラバ
ラになり、全世界に散らばっていったという。
モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本と当然、人種、言語、宗教な
どが違います。特に日本のエピソードでは“聾唖”という耳の聞
こえない世界が介在しますので、それぞれの登場人物は解か
り合えず、孤独感に苛まれます。 イニャリトゥ監督の力作では
ありましたが、同じタイプの映画「トラフィック」「クラッシュ」など
に比べると、今ひとつ 言いたいことが解かり難かった気がしま
す。時間も長かったしね~^^;
「バベル」(2006年)
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本 ギジェルモ・アリアガ
出演 ブラッド・ピット (リチャード)
ケイト・ブランシェット (スーザン)
ガエル・ガルシア・ベルナル(サンチャゴ)
アドリアナ・バラーザ (アメリア)
エル・ファニング (デビー)
ネイサン・ギャンブル (マイク)
菊地凛子 (チエコ)
二階堂智 (ケンジ)
役所広司 (ヤスジロー)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190806/14/unno1/a2/f9/j/o0450031714524270016.jpg?caw=800)