文楽『仮名手本忠臣蔵』 | きまぐれWalker2

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23日(天皇誕生日)に、博多座で 文楽の『仮名手本忠臣蔵』を見ました。博多座は 今年の2月に歌舞伎の『坂田藤十郎 襲名披露』以来2度目、文楽は今回が初めての体験です。

まず、始めに「文楽を楽しもう」と題して桐竹勘十郎の説明があります。
これが分かり易すく『仮名手本忠臣蔵』が時代を江戸から室町に移したもので、登場人物も名前を替えて(蔵之助→由良助)いることなどの解説があります。説明してくれた桐竹勘十郎は三代目(文楽の世界では三世というらしいです)で父の二代目は人間国宝だったという大名跡を継いだ方だそうですよ。

この日の公演は昼の部が大序~四段目、夜の部が五段目~七段目でした。見たのは夜の部で、ちょうど真ん中の話。由良助(蔵之助)が祇園の遊郭で遊んでいると見せながら、実は敵討ちの算段が着々と進行していくところ。この後に 有名な“討ち入り”のシーンがある後編へつながっていくのですが、それは来年の公演で、とのことでしので、また来年の楽しみが増えました。

それにしても文楽人形は普通三人で操るのですが 思っていた以上に巧みです。一人がカシラ(頭)、後の二人は右と左の手足を動かしているんでしょうねぇ。登場人物によっては、一人で一体の人形を操っている時もあります。見事の一言!お話自体も何せ“忠臣蔵”ですから分かりやすくとても楽しむことができました。
 

皆さんも歌舞伎、能、狂言など日本の伝統芸能に親しんでみてはいかがでしょうか。

博多座文楽公演 仮名手本忠臣蔵(2006年12月21日~23日)
昼の部:大序・三段目・四段目
夜の部:五段目・六段目・七段目
座席 A席 6,800円
   特B席 5,500円
    B席 2,000円