何処からどの様にして辿り着いたのか謎が魅力の珍鳥・シキチョウとの出会い | 小さな動物病院の老獣医の時々ブログ

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宝塚市にある動物病院で仕事を続行中の団塊の世代です。仕事の合間にカメラを担いで野鳥観察や自然観察に興じています。

2024年3月22日撮影

  丁度私が野鳥観察を始めた2021年頃にとある動物園でこの時季に見られて話題になっていました。当時は雌とされていましたが、見に行けなくて、先日鳥友さんからまた同じ動物園に来ているとの情報を頂きましたので、早速行って来ました。

  シキチョウは東南アジアから台湾にかけて留鳥として見られるようですが、どの様にしてこの動物園に来たのか不明。台湾あたりから迷鳥として渡って来たあるいは飼鳥の篭脱けでこの動物園に行きついたのかは謎です。

  当日お会いしたCMさんのお話では昨年は見かけなかったとのことでした。ということは2021年からここでずっとこの動物園で暮らしていたわけでもなさそうなので、行方不明の時期はどこにいたのか謎は深まるばかり。

  ただ同一個体の可能性は高いと思われます。当時よりも首筋以外は少し色が濃くなってきているような気がしますので、雌ではないのかも知れません。もし今後もこの動物園で見られるようであれば、再訪して体色の変化も見てみたいと思います。

  シキチョウは青天井のオオカミとクマの飼育場所を行き来していて、まれにトラの所にも来ることが確認できました。オオカミの昼寝を見計らって、またクマの動きをうまくかわして、大体決まった場所に来ることも判明。ただ、手持ちでガラス越しの撮影になるので光や反射の影響をかわしての撮影にはストレスを伴うのが難点です。でもこのストレスは住人の動物達を見ることで少し改善されます。

 

シキチョウ 東南アジアから台湾で留鳥 バングラデシュの国鳥

分類 スズメ目ヒタキ科シキチョウ属

英名  Oriental Magpie Robin

漢字名 四季鳥