あらすじ
深夜に泥酔状態で帰宅した会社員のサンフンは、女のかすかな悲鳴を耳にする。恐る恐るベランダに出ると、女がある男に殴り殺されているところを目撃。次の瞬間、殺人鬼は、サンフンの部屋の明かりに気づき、部屋の階数を確認するのであった。翌朝、チャン刑事を中心に目撃情報の聞き取りが始まるが、何百室もあるマンションの真下で起きた事件にもかかわらず、証人は1人も現れない。身の危険を感じ、知らない素振りを決め込むサンフンだったが、殺人鬼だけは確信していた――彼が目撃者であると…。
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一言感想
通報しよう
この映画の犯人は以前から主人公サンフンが購入した団地近くの山で女性を殺しては埋めていたサイコパス。
しかし念願の持ち家!この団地は高学歴しかいない!と良いところアピールがすごいんですが、団地のすぐそばの山がラストで土砂崩れを起こす上にその懸念が前からあったという話も途中ででてきます。なんでここ買ったんだサンフン……
犯人ですが…
山で逃げれらた女性を追いかけて団地に来て、その敷地のど真ん中で女性をハンマーで殴り殺し2時間その場に放置する(ベランダからサンフンが目撃したのに気が付いて探りに行っていた?)という雑すぎる犯行ですがよく今迄捕まらなかったな……
なんで2時間も?と思いましたが、サンフンが泥酔して団地に帰りエレベーターで鉢合わせた4階の女性が悲鳴を聞きませんでした?とサンフンに聞いていて実はその女性も家から犯人を目撃していたみたいなので、サンフン以外にも目撃者が多数いることに気が付いていてそれを探りに行っていたのでしょうか。すぐさま通報されてたら終わってるけど……
そう、この映画、いろんな要素で通報ができない…とサンフンが葛藤したり諦めたりするのですが、正直通報していれば即解決していた問題なのではないかな…と思うんです。思うんですっていうか解決していた。なので緊迫感とかサンフンの葛藤する姿に共感する部分もあれどあまりに気弱ではないか!?と思ってしまいます(笑)
犯人はサンフン、4階の女性、そして新聞配達をしていた団地に住む男性に目撃されてるんですよね。他に姿を見てないものの悲鳴を聞いた女の子もいて、ただ目撃したり気になったりしてはいるもののみんなそれぞれ結果無視をしてしまうことになります。都会の傍観主義というか社会の冷たさみたいなものを表してるのだとは思いますが、ちょっと納得いかない部分も…
団地で殴り殺された女性は実は2時間放置されているとき生きていて、サンフンが通報すれば助かったかもしれないのですよね……
ベランダで通報しようとした瞬間、妻が起きてきて部屋の電気がつけられてしまい犯人に気が付かれたサンフン。驚いた表紙にスマホを落として壊してしまいます。
妻を部屋に返し、恐る恐るベランダから覗くと犯人がこちらを指さし、サンフンがいる部屋が何階か数えている姿が……
これよくあるサイコパス診断にある行動ですよね。知ってる人も多いのでは。
「貴方は住んでいるマンションのベランダから殺人を目撃してしまいました。貴方に気が付いた犯人はこちらを指さしてきました。犯人の行動の意味は?」
普通の人の回答は「次はお前の番だ」、サイコパスの回答は「殺しに行くため住んでる階を数えている」
他にも数か所都市伝説のオマージュのような部分があります。
兎にも角にもこれはバレてる!と確信したサンフンは犯人が殴った女性から離れこちらに来ると思いバットを持って玄関で座って待ちます。
いやほんとに来たらどうするの?通報しよ?とか、娘しか居ないのになんで家にバットあるんだ野球やってるのかサンフン?とか色々気になりますが酒も入っていたサンフンはなんとちょっと寝てしまいます。
犯人は2時間ほど団地内を探り?殴り殺した筈の女性の素に戻りますが、女性はかろうじて息があり身近に落ちていたスマホで警察に連絡しようと奮闘しますが戻ってきた犯人にあっさり殺され、しかもそのスマホで犯人は警察に通報します。
ここで新たなツッコミポイントですが、殺された女性がスマホ持ってたなら捕まって車に閉じ込められているときに電話できたのでは?山の中だったから圏外だったの?とか…
さらに場面が転換してなんと朝になり警察がきて、殴られた場所には血だまり。起きてきた奥さんにサンフンは着替えてないじゃない!とお文句を言われますがサンフンはベランダからずっと女性の死体を眺めてたんでしょうか……警察は被害者女性のスマホから無言電話が来て出動し、他に通報はなかったとあとで語られているのでサンフンが通報もせず家でもだもだしていたのは明らかです。
犯人に目を付けられた恐怖?で通報をためらうサンフン、さらにマンションの婦人会会長が殺された女性はマンションの住人ではないしマンションの価値が下がらないように警察に協力しないようにしましょうと住人に署名を求めて回っていたり。サンフンがバット持って寝てる間、殴られた女性が2時間生きていたとニュースで見て、見殺しにしてしまったと罪悪感にさいなまれさらに通報が出来ない状態になってしまいます。さらにさらに無言電話が家にかかってきたり、飼っていた子犬が居なくなってしまうという不気味な出来事が連続して家族も危ないと思いますます通報できなくなってしまいます。
しかし
猫じゃないし、サンフンは6階に住んでるので家の玄関からしか子犬は出て行かないと思うんですが、子犬はどうやって家から消えたのかが謎すぎです。
明らかに様子のおかしいサンフンに、捜査に当たっている刑事はこいつ見たな?と一発で見破られます。
しかし黒い服に黒い帽子の犯人の姿が周りにちらつきサンフンは捜査協力を拒みます。
さらに殺された女性をストーカーしていた男性が居たことがわかり、真犯人に自殺にみせかかえて殺され犯人は死んだとニュースで流れます。
ですがニュースでストーカーの顔を見たサンフンはそれがベランダから見た犯人ではないことに気が付きます。
そして事件当日にエレベーターで会った4階の女性に、あれは犯人じゃないですよね?あなたも見ましたよね?一緒に警察に行ってほしいと懇願されますが…サンフン断固拒否!
女性は諦めて自室に戻ろうとしますが、エレベーターに黒い服に黒い帽子の犯人が乗り込んできます。ここの緊迫感もすごかった。
韓国映画のこういう場面の緊張感はすごくいいですよね。
女性はエレベーターから出て自室に慌てて戻ろうとしますが、鍵をあけた瞬間犯人が走ってきて……
これも都市伝説?実際にあった事件の話?でよく聞くシチュエーションですよね。鍵をあけた瞬間不審者が走ってきて家に押し入られるというやつ。
サンフンは家に女性がスマホを落として帰っていたのに気が付いて、女性の部屋に行くのですが、鍵が開いていることに気が付いてドアの隙間から女性の死体を片付けている犯人を目撃します。鍵しめなさい。犯人の雑さが本当にすごいです…
さらに間が悪いことに女性のスマホが鳴り、犯人にバレます。
追いかけられてマンションの外の警備員室の電話からなんとか通報しようとするサンフン、振り返るとマンションの前に妻と子供。さらにマンションの扉の前には犯人……
しかしその瞬間刑事が、ニュースで出ていたストーカーは犯人か?と聞きにマンションに来訪。
刑事、サンホン一家、犯人が絶妙な距離感で集い、遠くから犯人ににらまれたサンフンは刑事にひつこいぞ!と怒ってしまいます。
犯人から距離があったので刑事に守ってもらいながらアイツが犯人だー!!!と指させばいい話だと思うのですが……妻子の顔を見られたことによる恐怖…?(すでにバレバレだけど)
結局またも証言拒否したサンフン。殺された4階の女性の夫が妻を必死に探す姿を見て、気まずそうにしますがやはり勇気は出ない……
さらにこんな貼り紙された団地の価値がさがる、どうせ旦那に愛想をつかして出て行っただけと言われる夫がかわいそうで…
韓国映画のこういう人の冷たさの描き方ほんとリアルですよね。
目をそらそうとするサンフンですが、サンフンの奥さんは4階女性の旦那さんの味方をします。いい奥さん。
しかし顔も部屋もバレてる上に明らかに狙われているとわかっていて、会社に出勤して普通に生活しようとするサンフンは一体どうしようとしていたのか…
この映画の刑事さんはなかなかに有能で、ストーカーは真犯人ではないと見破り、真犯人がのっていた車を発見します。
燃やされてしまっていた車ですが、中に残っていたナビからなんと真犯人の自宅を発見。ほんと雑なんだ真犯人……
この期に及んで、警察なんて信用できないー!と証言拒否のサンフンですが、犯人を目撃していた新聞配達の男性が襲われたことからようやく証言をすることを決心します。
警察は犯人逮捕に家に行きますが、犯人は電子レンジにガズボンベを入れて爆弾をつくり刑事たちを翻弄して逃げてしまいました。これは猫をレンジにかけたら……という都市伝説のオマージュかなと思うのですが考えすぎかな……?
犯人を逃がしたことを聞いて家族の元へ急ぐサンフン。それを追う黒い車。サンフンののったタクシーにぶつかってきた黒い車。そこから降りてくる黒い服黒い帽子の男。お前はジョブスか。常に同じ服を着やがって。と見ていたらなんとなく顔が違う……?
サンフンを襲ったのは犯人ではなく殺された4階の女性の夫でした。犯人にサンフンが妻を見殺しにしたとそそのかされた夫は、サンフンを殺しにやってきたのです。サンフンが見た時にはすでに殺されてしまっていましたが、まあ恨まれるのもやむなしかも…
すんでのところで刑事に助けられたサンフンですが、彼から妻子を犯人が殺しに行ったと聞かされて刑事ののってきた車で走りだします。刑事はサクっと置き去り。有能なのにいまいち活躍ができない人……
サンフン不在の家では警察署から来た若い刑事が、玄関の前に置かれた黒いごみ袋を発見。
血にまみれたそれを開くと中には飼っていた子犬の生首……うーん
戸締りきちんとしていた家から子犬を盗むのはめちゃくちゃ難しいと思うのですが…細かいけど気になる…(笑)
驚く妻と刑事ですが、横から爆走してきた犯人に刑事はハンマーで殴られてしまいます。ていうかなんで一人で来た。
犯人と対峙する妻ですが、母強し。反撃し、犯人に怪我を負わせて娘を逃がし自分も家から逃亡。
二人は絶体絶命になりますが、ここで妻子を殺そうとしているところを目撃され犯人は逃亡。まあ日中だからね…ていうか彼絶対団地の人に見られてるし防犯カメラに映ってると思うけどなあ。
サンフンはここでマンションに到着し、妻子に手を出されたことに激高。
これまであまりに気弱だったサンフン。ここにきて謎の覚醒を果たし、山に逃げた犯人を追いかけ、途中にあった看板の抜いて武器を確保して犯人と対決します。
犯人は負傷していたのでけっこういい勝負です。
結局負けるんですけど。
そしてサンフン大ピンチと思われましたが、大雨のせいで山が崩れ二人をのみこんでしまいます。
サンフンが目を覚まし周りを見渡すと4階の奥さんの死体と白骨の遺体がたくさん……
サンフンは無傷、犯人は腹に棒が刺さひん死。岩を持ちとどめをさそうとしたサンフンですがもう死ぬということに気が付いて、お前がやったのか。なんてやつだ…とふんわりしたセリフを吐いてマンションに帰って行きました……殴っとけばいいのに。
そして引っ越すことにしたサンフン一家。
その夜に団地の女性が殴り殺された場所で、「助けて!!」と叫んでみるサンフン。けれど団地の窓から顔を出す人はいません。
なんとも悲し気で切なそうなサンフンの顔。ここで終わりです。
サンフンにもやもやするし、犯人の超人的な行動が謎ですが、緊迫感のある雰囲気はとてもよくて楽しめる映画だと思います。
私的には☆3.5かな……?
この映画の前にネットフリックス映画の生きているも見ましたけど、やっぱり韓国映画は面白いです。サンフンが住んでた団地と生きているの主人公が住んでいた団地が同じ場所?ってくらい似ていたので韓国の団地はああいうタイプがおおいのかな。
あとどちらの映画でも、家に入った後はオートロックで鍵がしまるようになってました。日本でオートロックの家なんてあるんだろうか…?
途中4階で殺された女性は、家のドアに数字のボタンを押してロック解除してたので文化の違いも面白かったです。