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主人公の女子大生・平井由梨(小坂菜緒)は趣味のカメラで幼馴染の真人(萩原利久)と日常の風景を撮影する楽しい日々を送っていた。ある日、由梨のもとに差出人不明のパーティー案内が届いた。怪しい案内状は同じく真人にも届いており、案内状に記された集合場所に到着するとそこには同世代の男女5人と中年の男性(萩原聖人)がいた。パーティーの参加者には10万円の贈呈。この謎のパーティー会場となるキャンプ場へと向かった8人を不気味な日本人形が付き纏う。その人形の体が大きくなった時、決して引き返す事の出来ないパーティーが始まる。

 

一言感想:

 

バカ

 

バカ映画!真面目なホラーしてるとかTwitterでまわってきたので、まじかよ!とワクワクで鑑賞したんですが……

 

流れは13日の金曜日とほぼ同じ感じ。

突然主人公たちに「久しぶり。パーティするぞ。来たら10万やる」という怪しさ満載の手紙が届く。

主人公の由利はいたずらでしょと一蹴しますが、幼馴染の真人は奨学金の足しになるかもと行く気満々。

 

バカ

 

それで集まって来た数人がキャンプ場で惨殺されていくって話なんだけど。みんなバカ。この令和に壺とか買わされそう。

 

で、主人公が出発しようとしたら家の真ん前に日本人形があるんですよ。

この日本人形…二重なんですよ。目がめちゃデカイし。スタンダードな奴の方がよかったけどな~。

そんで主人公は人形を無視して出発。ドアの真ん前にあんなもんあったらもうちょっとリアクションあるだろ。

前半はあんまり演技が上手くない若手役者のだらりとしたキャンプ場でのはしゃぎっぷりを見せられたりして少々退屈。

 

でも後半変な方向に全力で走りだします。

 

で、呼ばれたメンバーは実は小学生のころこのキャンプ場に来ていて、そこで出会っていたことを思い出すんですね。一人はそのサマーキャンプの付き添いで当時すでに大人だった北沢というおじさん。

そこでその時は居たのに、今現在呼ばれていない、ヨシコという女の子のことを思い出します。しかもそのヨシコという子が日本人形を抱いている写真が出てくるんだけど、主人公の家の前にあったものと同じ!しかも他のメンツの家の前にも日本人形があったと判明。何体あんのよ。

で、今回のメンバーの中にヨシコの事を知っていた人がいて、ヨシコはキャンプから戻ったら廃人みたいになって寝込んで去年死んだと。この人は10万はどうでもよくて、ヨシコの事が気になってて来てみたらしいんですが、手紙にはヨシコのこと書いてなかったし、集合場所は駅前でキャンプ場に行くとはみんなわかってなかったんだけど「この集合場所の駅からは車でキャンプ場まで行ける…これはヨシコ関連!」と推理したのだろうか。無理ある。

 

ヨシコが病んだのは、元々一人でのんびりお人形遊びが好きな子だったのに、キャンプ場で主人公たちに一緒に遊ぼうと誘われて(これは善意、有難迷惑だったけど)、男子の悪ふざけで人形を奪われてしかもキャンプファイヤーにお人形in。大事にしていたお人形が目の前で燃えたことでヨシコは……というところ。

 

みんながヨシコを思い出したり思い出せなかったり、人形こわーってなってるところでキャンプ場のコテージのドアを開くと目の前に人形。しかも家の前に居た時よりおっきくなってる。

ここで変なおじさん…としか言いようのない和田という人が登場。呪いはあるのだ!という持論を掲げる和田さんはメンバーの一人がインスタグラムにアップした人形の写り込んだ写真を見て、キャンプ場を特定しやってきたのだ。偶然めっちゃ近くに居たんだろうな。

 

人形は私が預かるから~と日本人形を持っていく和田さん。

そして宿泊客以外は帰れという至極まっとうな管理人の言葉に、平和ボケ!とか謎の激昂をかます和田さん。

で、私も部屋借りるから。で宿泊することにするんですが、その借りた一室で机の上に人形を縛り付けてスタンガン!胸に釘打ち!と人形相手に一人発狂「私を呪えー!」とテンションは最高潮。ここで人形から涙?が流れ出し、あと一押しとばかりに電動ドリルを取り出し(というかなんでスタンガンとかそんなの持ってんだ)胸に打ち込もうとしたのですが、人形の涙に机の上に置いていたスタンガンの電流が流れて和田感電。失神。

この辺で、Twitterに書いてた真面目なホラーという文章に騙されたぜ……という感想が浮かぶ。まあ感想は……人それぞれですけど……(笑)

なにこれ?と思ってたら、さらに人形に怯えてた女性二人が良い雰囲気になってAVの導入ばりの絡みを見せつける突然の百合。なんでやねん。

 

ここから百合展開済ませた二人は用済みとばかりにさっくり退場。やたらとトイレの近い頻尿キャラの(そんな設定必要あったか)男性も、トイレ中に垂れ流しながら首を絞められ殺害。尿が飛び散った壁にさらに鮮血が飛び散る!ってバカ!なんだこのシーン。

 

このシーン考えたやつバカ。

 

みんな身長180センチくらいありそうな日本人形に襲われて死んでいくのですが、由梨を狙っていたチャラ男はイケメン枠だからか木の棒で人形に対抗。日本人形をボッコボコにします。でもやられます。

死んだか…と思ったら生きてて、由梨に最後だしいいじゃんと迫りますが真人が乗り込んできてパンチ。かわいそう。

ちなみにこの前に由梨は頻尿キャラの死体を見つけて、真人に出会い、真人の手が血で汚れていたのを見てコイツ犯人やん!とばかりに「イヤー!」と即逃亡。幼馴染への信頼はゼロだった模様。でもチャラ男に襲われていたのを助けてくれたので、やっぱ真人やで!と真人と逃亡。なんて女だ。

 

真人と二人でコテージに逃げ込みますが、そこへチャラ男が追いすがって来て、人形は居ないしドアを開けてと懇願。でもドア開くのが遅くて人形に背中を刺されてるチャラ男。かわいそう……ほんと……

 

乗り込んできた人形に真人もやられ、一人逃げる主人公ですがそこへ和田参上。

ちなみに人形痛めつけて気絶して、起きてキャンプ場を日中まだ日が昇っている時にさまよってた描写はあったんですが、ここまでその後は出てこず。ずっと探してたんだろうか。

由梨に人形が襲ってきたと聞いた和田はまたテンションマックス。なぜか由梨を羽交い絞めに。そこに現れるチェーンソーを構えた日本人形。

しかも照明がタイミングよく日本人形を照らす凝った演出付き。今どき時代劇でもやらなそうな演出よ。

 

ここでチェーンソーの餌食になり和田退場。面白かったけどこのキャラがなくても話は成立するので、正直いらんキャラだった(笑)

 

由梨は逃げますが、転んで気絶。

 

起きたら縛られて食卓に。他の殺されたメンバーも座ってるんですが、全員を縛っている細やかさ。

ちなみにここでもチャラ男はまだ生きててびっくりするんですが、即殺されます。かわいそう……

 

お誕生日会を開催しているようで、主役の席にはミイラ、周りには死体。そして火のついた蝋燭がささったケーキをもってくる巨大日本人形。

 

シュールすぎてなにがなんだか。

 

で、人形がろうそくの火を吹き消してチャラ男を殺し、由梨も抹殺…というところで隣の死体だと思われた真人が実は生きてて人形に体当たり。

チャラ男も生きてたし、生死の確認が雑!

そしてそして真人の奮闘と由梨の抵抗により、日本人形の頭が吹っ飛ぶ!!ついでにミイラも吹っ飛んで、頭が外れて、頭蓋骨が真っ二つに。そうはならんやろ。

で、まあこの日本人形。呪いとかそんなんでもなく、ただのおっさん。そう北沢さん。のフリをしていたヨシコのお父さん(ややこしい)。

頭が吹っ飛んだのは被り物だったから。お父さんはヨシコがはじめて名前を呼んでくれたこととか人形は実はこの父親が送ったものだとか、キャンプから帰って廃人になり話すことがなくなり死んでしまったヨシコの事を悲しげに語るんですが……

 

被り物が吹っ飛んだので肉襦袢の上から日本人形の着物を着ていて(体も被り物か…?)、頭はおじさんというような状態になっており……

 

シュールすぎてなにがなんだか。

 

真人と由梨は体だけ巨漢の振袖おじさんを撃退。

ここで由梨は日本人形が燃えた原因が自分がヨシコを強引に遊びに誘ったからだと思い出すんですが、真人がフォロー。

善意だったんだしさーみたいなこと言ってるんですが、まあ有難迷惑って言葉もありますしね……

 

と思ってたら、頭を被りなおした北沢(ではないヨシコのお父さん)がチェーンソーをもって追撃。

この頭のかぶりものつくったのかなあ…すごいなあ…日本人形がだんだん大きくなっていったのも

 

そして真人が転んで絶対絶命の二人に突然の救いの手。妙な雰囲気出してて怪しさ満点だったキャンプの管理人が猟銃を持って参上。

北沢(ではないヨシコのお父さん)を撃ち殺します。さらには持ってたチェーンソーから火が出て死体も燃える……

この管理人さん熊が出たら私が仕留めますけどとか言ってたんですけど、ここでその発言回収して来るとは。あと管理人さんと女の子が写ってる写真も意味深に出てきてたので、ヨシコと関係ある、もしくはヨシコのお母さんでお父さんと共謀していたのかと思ったんですが全然そんなことはなかった。あの写真なんだったの……過去に来てたヨシコと撮った写真飾ってただけか。

 

そんで生還した由梨と真人は二人仲良くデート。由梨は写真が好きで、真人の写真で賞を取ってるんですが、写真の説明が「彼の横顔で~」って書いてるのに、真人はめちゃカメラ目線で顔もカメラに対してほぼ正面向いてるんですよね、横顔じゃなくね?っていう……

 

ハッピーエンドか~と思ったら、デート中の二人の後ろを女の子が金髪の人形をもって歩いていく……そして人形を掲げて「大きくなあれ…大きくなあれ…」と……

 

お父さんがヨシコが5歳の時人形に「大きくなあれ」と願いをかけたとか言ってたので、それで人形を大きくしたのかなと思うんですが、作中の日本人形が金髪のウィッグかぶっただけのような人形持って女の子が最後に出てくるのはなんなのだろう。わけわからん。

 

 

感想はバカです。途中のAVみたいな百合の絡みも、和田さんの発狂も、頻尿キャラもなにもかも見てる時は笑ってしまったところもあるけどほんと寒かった……コントなのかなんなのかってシーンが多い。リアル鬼ごっこの感想でも書いたけど、ホラーに出てくる妙なエロ演出が邦画のホラーだと妙に生々しくて受け入れがたいのはなんなんだろうな…

最後のミイラとの食卓とか、大きな道歩いて帰ろうとしたらチェーンソーを持った人形が追いすがってくるところとか悪魔のいけにえ意識なんですかねえ……

結構大きなキャンプ場なのにスタッフが管理人一人しかいないの変では?とか、そもそもあんなクソ怪しい手紙でサマーキャンプに来てた全員が揃うのがおかしいだとろか…色々…

ちょっと笑いもありインパクト抜群でホラー要素もありって感じにしたかったんだろうか。どっちにしろちょっと中途半端だなあと思ってしまいました。

チャラ男が主人公の由梨にちょっかいかけるところとか「由梨ちゃんの事いいと思ってたんだよね~」って肩を組むんですよ。

口説き方昭和。おっさんが考えた(おばさんかもしれん)古めかしいありえない口説き方すぎる。

あと頻尿キャラが何度もトイレに行ってて、チャラ男が「チンコぶっ壊れてんな」とかいうシーンがあるんですが、

ぶっ壊れてんのは膀胱では?

 

 

これアマゾンの評価が☆4なんですけど、私は☆2です!(笑)