学校と家の周りをぐるぐると車で走り、
何往復目かした時・・・
 
 
 
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通学路ではない横道からタロが歩いてくるのが見えた。
タロもこちらに気付いているもよう。
 
急いで車を停め、タロの元へ走り寄ると、
 
 
 
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泣いていた。
私を見てホッとしたのだと思う。
両耳からは、ぎゅっと押し込んだティッシュが飛び出していた。
いつも持っていくカナヘビと傘で手がふさがり、耳を押さえられなかったんだろうな。
 
その姿は正直、滑稽だった。
 
でも、タロにはそんなことをかまっていられないほど、恐怖だったのだと思う。


見つけてホッとした気持ちと
息子の滑稽な格好
もう誰もいない通学路
間に合わなかった自分
恐かったね
タロ一人だけが帰れなかった
どうしてこんなに敏感なんだろう
恐かったよね
…なんという名前の気持ちか分からないけれど、私も目の端に涙が滲んだ。
 
 
…でも、なぜ通学路でない道を歩いていたんだろう?
落ち着いて話ができるようになったタロに聞いてみると…
 
ちょうどクーちゃん(仮名)と帰りが一緒になり歩いていると、雷が鳴りだした。
 
 
 
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クーちゃんは、恐くて涙が出て固まってしまったタロを心配して、
これから行こうとしていたそろばん教室に一緒につれ行ってくれた。
そのままそろばん教室の玄関で避難させてもらっていたらしい。
そして、私の車が見えたので、お母さんがいました。と出てきたのだそうな。
 
 
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タロを見つけた場所から、そのそろばん教室はそんなに離れておらず、建物のほうを見ると、窓から先生らしき男性がこちらを見守っていらした。
 
そのまま、そろばん教室に行き、先生とそろばんを弾くクーちゃんにお礼を言う。
 
家に戻る途中、「タロがいませんか?」と寄った友達のおばあちゃまも外に出て探してくださっていた。そこでもお礼。
 
クーちゃんのお母さんにもお礼を言う。
 
暖かい。
地域のみなさんにはいつもいつも感謝だ。
ここで子育てしていて良かった。とよく思う。
 
 
タロとは今後、雷が鳴った場合の行動を確認。
帰るときにすでに鳴っている&鳴りそうで不安な天気の場合は、迎えに行くので靴棚で待つ。
帰る途中突然鳴り出した場合、数か所の避難先を決めておき、避難させてもらった場所から電話させてもらう(連絡先は常にランドセルの中)。
耳栓を新調(以前も買ったがいつのまにか紛失)。
などなど。
 
 
雷嫌いはいつか克服できるのかなぁ。
嫌いは嫌いだけど、大人の心を立てて我慢できるようになるのかなぁ。
 
今度から、美容室は午前中に行こうと心に決めた私なのでした。
 
 
 
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