我が家の兄弟は誕生日が1日違い。



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昨年までは2人一緒にお祝い、ケーキも作っていたが、今年は一人一人ケーキ屋さんで購入することに。
まずは弟のケンの分。


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照れながらもとっても嬉しそうなケン。

が、その日に1ホール食べきれず、
タロの誕生日ケーキは翌日購入することに。





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が、忘れん坊の母。
買い忘れること数日。





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ある日の朝、タロが言った。





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はっ…
そうだよね。

弟は家族みんなに祝ってもらったのに、自分はそれがなかったら相当悲しいよね…

誰かの『子供は勘違いの天才。』という言葉を思い出した。
自分が子供の頃、母がきょうだいに何か差のあることをするたびに(いろんな事情でどうしようもないときもあってのこと)、「私は愛されてないんだ…」と小さく傷ついた思い出がある。

降り積もった想いは大人になるまで残り、
「実際母はちゃんと愛してくれてたんだな」
「きょうだいに対する愛の形はそれぞれ違って当然なんだな」
と思えるようになったのは、自分が子供を産んでからだった。

タロの悲しげな一言で、昔の自分の気持ちを思い出した。
ごめん。
タロの中で相当大切になるであろう思い出を台無しにするところだった…


その日の午後、ケーキ屋さんへ。





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大好きなメロンがゴロンゴロン入ったケーキに釘付け。
その日はダンナちゃんの帰りは9時過ぎていたが、
「みんなにお祝いしてもらいたいから待つ」
だって。




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大好きなケーキ、
家族みんな、
お誕生日のお祝い、
タロが主役。

おめでとう、おめでとう。
数日遅れてしまってごめん。
大切な思い出、大事にしていこう。


 
 
 

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